日本列島を最強寒波が襲った2月上旬、天海祐希(57才)は都内で映画の撮影に臨んでいた。
「『神様のカルテ』などを手がけた深川栄洋監督の映画で、ひきこもりの人々に手を差し伸べる主人公たちの奮闘を描く社会派エンターテイメントです。クラウドファンディングで製作資金を集めている異色作で、まだ目標額に届いていませんが、企画意図などに共感した天海さんはスケジュールを調整して友情出演するそうです」(映画関係者)
人気女優の天海は、多忙を極めている。昨年12月から今年1月にかけて舞台『桜の園』を全国3か所で公演。期間中の12月中旬には主演映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が封切りされた。冒頭の映画撮影に続いて、3月からは舞台『鎌塚氏、震えあがる』への出演も控えている。
「『桜の園』の直前には、“例の映画”の再撮影に臨んでいました。10月から2か月ほどの撮影期間で、懐かしのメンバーと再集合できたことを喜んでいたそうです」(芸能関係者)
“例の映画”とは『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』のこと。2022年末に製作が発表され、2023年春の公開予定だった。天海は完成報告会見で、「もちろん、寂しくないと言えば嘘です」と、通称「キントリ」と呼ばれ愛されてきた人気シリーズが、この映画で「ファイナル」を迎えることへの率直な思いを明かしていた。
「ところが公開直前に、映画の主要出演者だった歌舞伎役者・市川猿之助さん(49才)の自殺ほう助事件が発生し、公開延期に。一時はお蔵入りまで取り沙汰されました」(前出・芸能関係者)
昨年6月、映画の公開に向けた“再始動”が発表され、年末には前述のように水面下で“再製作”が進行していたようだ。さらに本誌『女性セブン』は、キントリの「緊急復活!」という情報をキャッチした。
「今年10月クールに連ドラ版を放送することが決定したそうです。2021年以来の『シーズン5』です。
『ファイナル』の製作が発表された2022年当時は、天海さんはもちろん、出演者みんなが“映画で最後”という気持ちだったそうですが、3年という月日が過ぎ、延期などを経て気持ちに変化が起きたようですね。天海さんとしても、キントリをいい形で残すために、もう一度出演者みんなでぶつかり合いながら作りたい、という気持ちでオファーを受けたのでしょう」(テレビ局関係者)
緊迫した取り調べが、また始まる。
※女性セブン2025年2月20・27日号