芸能

福原愛が中国で“女優デビュー”、四川省の“市のPR動画”に出演 バッチリメイクでハイヒールを履きこなす女社長を“快演”、自虐的な演出も

四川省成都市のPR動画に女性社長役で出演した福原愛(写真/AFLO)

四川省成都市のPR動画に女性社長役で出演した福原愛(写真/AFLO)

 紺のパンツスーツに純白のブラウス、ハイヒールをカツカツと鳴らして颯爽と空港ロビーを歩く女性社長。かたわらに従えるのは彼女の荷物を載せたカートを押す長身のイケメン部下だ。2人が中国に出張し、クライアントとのプレゼンや契約に臨むだけでなく、グルメや観光、絶叫アクティビティーに挑戦する──これは中国・四川省成都市が制作した市のPR動画「成都出張マニュアル」の一幕。約7分のビデオクリップの主人公である女性社長を演じるのは、元卓球日本代表の福原愛(36才)だ。

「福原さんはこれまでテレビCMには出演したことがありますが、本格的な演技となると今回が初めて。肝心の演技はぎこちない部分もありましたが、バッチリメイクでハイヒールを履きこなす社長という風格が、いまの彼女にハマっている。“女優デビュー”としては及第点でしょう(笑い)」(芸能関係者)

「成都出張マニュアル」とは、中国人俳優が日本人ビジネスマンを演じ、四川省をユーモアたっぷりに紹介する動画が人気となり、シリーズ化もされているPR動画だ。今回はそのスピンオフで日本人が日本人を演じたようだが、これまで有名人の出演がなかっただけに、福原の登場は中国でも驚かれている。

「彼女は中国でも有名人ですからね。もっとも、いちばん驚いているのは本人かも(笑い)。オファーに最初は戸惑ったものの監督の説得を受け、“演技経験のない私でよければ”と快諾したそうです。

 動画では、スカイダイビングやカンフーにも挑戦していて、さらに共演相手として四川省出身で東京、パリと五輪で二連覇を果たした体操(男子・種目別平行棒)の鄒敬園選手も登場。福原さんが男性部下から『どうやったらオリンピックチャンピオンになれるのですか』と聞かれ、『知らないよ。鄒さんに聞いてよ。とったことないからわかんないよ』と答える自虐的な演出もありました。ぎこちない演技も相まって、彼女にしかできない“快演”だったと思います」(在中国ライター)

 福原は、2021年に離婚。生活拠点だった台湾から子供を日本に連れ去ったとして元夫から訴えられるなどの波乱を経たが、2024年3月に和解が成立。現在は中国のSNSを舞台にコスメやファッションブランドの宣伝をしたり、中国人向け卓球教室を開催したりと、大陸での活動に重きが置かれていた。ところが、ある卓球関係者は福原の心境に変化が起きていると明かす。

「最近は日本での活動を増やしたいとの思いが強くなっているようです」

 その思いの一端なのか、1月末には落語家の三遊亭小遊三(77才)が会長の「らくご卓球クラブ」の新春初打ち会に18年ぶりに参加。このために帰国して、久しぶりに再会した懐かしい顔ぶれに涙を流す場面もあった。

「早田ひな、張本美和、平野美宇、伊藤美誠をはじめとする日本女子卓球勢の活躍が目覚ましいなか、福原さんもそれを盛り上げていきたいという純粋な思いがあるようなのです」(前出・卓球関係者)

 かつての天才卓球少女は遠回りしながらも、日本卓球界に帰ろうとしている。

女性セブン202522027日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
興味がない自分が「万博に行ってきた!」という話にどう反応するか
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン