オンライン上のポーカー大会への参加が発覚したオリックスの山岡投手
自主的に名乗り出るよう
警察庁では日本国内でオンラインカジノに接続して賭博を行うことは、いかなる場合でも犯罪であると警鐘を鳴らしてきた。読売新聞(2月2日付)によると、2024年に海外のオンラインカジノを巡って国内で摘発された利用者と業者は計279人。前年の107人から3倍近くに増えた計算だ。
「決済代行業者などからトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)へと資金が流れている可能性も指摘されています。警察が摘発に力を入れているさなかに芸人のカジノ疑惑が表面化しましたが、公訴時効を過ぎたケースもあり、立件されるかどうかは微妙なところ。捜査の本丸は別にあり、球界と角界が重点的にマークされているとの話もあります」(社会部記者)
2月21日、プロ野球・オリックスは山岡泰輔投手(29才)が海外のカジノサイトが運営するポーカーのトーナメントに参加していたとして、活動自粛を命じたことを発表した。オンラインカジノに関与したプロ野球選手は他球団にも複数いるとみられ、日本野球機構(NPB)は過去にオンラインカジノを利用したことがある関係者がいれば、自主的に名乗り出るよう全12球団に要請した。
「かつて賭博汚染が社会問題に発展した相撲界にも疑惑の目が向けられています。闇カジノでの目撃談があるという大物親方が捜査線上に浮上し、複数のマスコミが動向を調べているそうです。芸人に関しても、警察がスマートフォンの履歴などを解析しているため、捜査の進展次第では再び聴取されることもありえます」(前出・社会部記者)
オンラインカジノはグレーではなくクロ。一連の騒動でそのリスクと違法性は広く知れ渡ることとなった。
※女性セブン2025年3月13日号