『映画ドラえもん のび太の絵世界』が、2025年3月7日(金)に公開
2025年で45周年を迎える『映画ドラえもん』シリーズ。昨年3月に公開された43作目『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』では、シリーズ初となる“音楽”がテーマの冒険を描き、大ヒットを記録した。そんな『映画ドラえもん』シリーズの44作目『映画ドラえもん のび太の絵世界』が、2025年3月7日(金)に公開される。
今作品では、ドラえもんたちがひみつ道具“はいりこみライト”を使い、絵の中の世界へ。飛び込んだ先に広がる壮大な中世ヨーロッパの世界で、大冒険を繰り広げる。絵の中で出会う仲間たちとともに、ドラえもんとのび太たちが幻の宝石をめぐり強大な敵に立ち向かう、完全オリジナルストーリーとなっている。
主題歌&挿入歌の豪華2曲を歌うアーティストにあいみょんが決定し、大きな話題となる中、2月中旬には「完成披露試写会」を開催。公開に向け期待が高まるなか、日本での公開よりひと足早い2月23日(現地時間)に、「ワールドプレミアinイタリア」が開催された。
映画内で大冒険の舞台となる“アートリア公国”の街並みは、実はイタリアがモデル。イタリアでは、なんと毎日お昼帯に『ドラえもん』のアニメが放送されており、現地の子どもたちにとってなじみ深く、人気の高いコンテンツとして広く愛されているため、今回のイベント開催に至った。
会場は、イタリアのローマ市内にある映画館“The Space Cinema Moderno”。イベントが実施された「シアター#4」の天井には1904年のオリジナル壁画が描かれており、ローマの歴史を肌で感じることができる。そんな由緒ある劇場で開催されたイベントには、合計151人の親子が来場。ドラえもんの声優・水田わさびと、主題歌&挿入歌の豪華2曲を歌い、大のドラえもんファンでもあるアーティスト・あいみょんが日本から駆け付けた。
「ワールドプレミアinイタリア」に参加した子どもたち
思わず踊り出す子どもも
2人がイタリア語で舞台挨拶をすると、会場には「Whoo!」という歓声や拍手、指笛などにぎやかなリアクション。その後水田とあいみょんも着席し、全編イタリア語吹き替え版の本編を現地の人々と一緒に初鑑賞した。ポップコーンを食べる手を止めて、映画の世界に入り込む子どもたち。本編が終了し、エンドロールが流れ始めると、会場はスタンディングオベーションの嵐に包まれた。本編終了からエンドロールが終わるまでの約3分間続く拍手と、割れんばかりの歓声や思わず踊り出す子どもたちを目の当たりにした二人は、言葉にならない表情を浮かべ、目を潤ませながら、客席を振り返り何度もお辞儀を繰り返し、感謝を伝えた。
「映画を通じて、体全体で表現して盛り上げてくださった観客のみなさんから、パワーをたくさんもらいました! 映画はしみじみ味わうのもいいですが、こういう楽しみ方もアリか! と驚いた、初めての光景で、身震いしましたね。あいみょんのイタリア語の発音は素晴らしくて、さすが国民的アーティストでした! ドラちゃんが世界各国で観られているのは知ってはいたものの、体感することができたのはドラえもん声優20年目にして初めてのことでしたので、貴重な経験ができました。さらに、それを大好きなあいみょんと経験できたのは一生の思い出で、私の宝物です。
映画公開まであと1週間、内容はもちろん、大好きなあいみょんの主題歌、さらに挿入歌も書き下ろしてくださったのはポイントです! 主題歌は、ドラえもんとのび太くんたちがあんなことしていたなあ……と、思い出せるような素敵な世界観になっていますし、挿入歌は、ドラえもん好きなら間違いなく心躍りますので、最後の最後まで楽しんでほしいです」(水田わさび)