大手ブランド「無印良品」の商品画像への違和感を表明する声が一部で上がっている(時事通信フォト)
ジェンダー表現への意識の高まりから、昨今、SNSを中心に企業へ厳しい視線が投げかけられることが増えている。東洋水産「マルちゃん 赤いきつね」のアニメCMに「性的」との批判が寄せられた騒動は記憶に新しい。
この騒動では「非実在型ネット炎上」という指摘も一部でなされていた 。少数の批判的な意見がSNSで拡散されるなどした結果「炎上した」と騒ぎ立てることで作られる“炎上”のことを指す。何をもって「炎上」とするかには、さまざまな評価の仕方があり、「マルちゃん」のケースについてはそれが「炎上」だったかどうかは議論が分かれるところだ。
企業が負っているリスク
いずれにせよ、企業としては、制作意図が語られないなかで、SNSでの一部投稿が自社のビジネスに及ぼすリスクを常に負っていることになる。そうしたなか、大手ブランド「無印良品」の商品画像への違和感を表明する声が一部で上がっている。