ドジャース地区優勝でもワールドシリーズ連覇は危うし?「リーグ勝ち抜きを阻むライバルたち」
まず行く手に立ち塞がるのはナ・リーグの強豪だ。友成氏は東地区のライバル球団に注目する。
「昨季は故障に泣かされ、お化けフォーク復活が期待される千賀滉大(32)が所属するメッツは、大谷を凌ぐ史上最高額契約(15年7億6500万ドル)で強打者フアン・ソト(26)を獲得。超強力打線は勢いがついたら怖い。古豪のブレーブスもドジャースに見劣りしない打線の力があって侮れない」(友成氏)
ポストシーズンで同じナ・リーグ西地区のチームと対戦する可能性もある。岡島氏は、「同地区のダイヤモンドバックスがポストシーズンでの最大の壁になる」と予想する。
「昨季はスイッチヒッターのケーテル・マルテ(31)を中心とした打線が機能し、今季は過去にサイ・ヤング賞を獲得したコービン・バーンズ(30)などを補強して戦力アップしました。ドジャースが地区優勝しても、レギュラーシーズンでダイヤモンドバックスに負け越していたら、ポストシーズンでの対戦時に心理的に不利になりやすい。ドジャースはシーズン中、同じナ・リーグ西地区のすべてのチームに勝ち越しておけるかがワールドシリーズ進出へのカギとなるでしょう」