3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
元NHKアナウンサーの中川安奈(31才)が4月20日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に生出演。一連のフジテレビ騒動の影響が自身にも及んでいると明かした。
中川アナは「私も先月NHKを退職したので、お世話になったNHK内外の方々から『本当は送り出す会を開きたいんだけど、中川さん女性アナウンサーだし、また落ち着いたらにしようねー』って。なので送別会とかもなく、静かーに退職しました」説明した。出演者からは驚きの声が上がり、「NHKってそんなに冷たいの?」という声も出た。
女性アナを同席させる会合は減少か
「ネット上には“歓迎会送別会は別物”、“やましいことするわけではないのに”といった中川アナに同情する声が多く出ています。フジテレビならともかく別の局の話ですからね、“過剰反応”という評価がネット上では多いです。もちろん、中川さん自身も送別会がなかったことをネガティブにとらえているわけではないようで、出演者の指摘に“(NHKは)冷たいわけじゃない”と慌てて否定していました」(メディア関係者)
フジテレビの問題では、上司が女性アナを接待の場に同席させるケースが横行していたことがわかり、それがハラスメントの温床になっていたことを第三者委員会が指摘している。その影響で、中川アナのケースのように、他局でも女性アナを飲食を伴う会合に同席させることは減っているという。
「仕事上の通常の会食や接待の場であったとしても、これまで声がかかっていた女性アナに声がかかる機会が減ったというのは他局も同じようです。局内の歓迎会、送別会だったとしても、“いわゆる女性アナ接待ではないか”という目で見られかねませんし、その場でハラスメント的な発言や行為をする人がいれば、これまで以上に大きな問題になりかねません。
女性アナを同席させる会合については、どの局も慎重になっています。中川アナの送別会を開なかったのも、NHKとしては賢明な判断だったと言えます」(テレビ局関係者)