放送作家でコラムニストの山田美保子さんが『あんぱん』にどハマり(HPより)
『アンパンマン』の生みの親である漫画家・やなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルとしたNHKの連続テレビ小説『あんぱん』にどっぷりハマっているのが、放送作家でコラムニストの山田美保子さんだ。1日に何度も『あんぱん』を観るという山田さんが、その出演者たちについて綴る。
北村さんは自分の出番がなくても見学に来ていた
近年、私がもっとも熱心に見ていたNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)は2024年度前期の『虎に翼』でした。ほぼ全話、リアタイした記憶があります。
それが現在放送中の『あんぱん』はそのルーティンを軽く超えてしまいました。なんせ7時30分からBSで見て、8時からは総合でもう一度見て、時折、録画再生したり、昼間の再放送も見ているのですから、そのハマり具合はわれながらすごいです。
(以下、ネタバレあり)
1週目、2週目にメインで出てきた子役のお二人、朝田のぶ役の永瀬ゆずなちゃん(9才)と柳井嵩役の木村優来くん(9才)の高い演技力と健気な役柄には毎日、泣かされました。
嵩は再婚した母・登美子(松嶋菜々子さん・51才)を恨んでもいいのに、離縁して涼しい顔で戻ってきたうえ、相変わらず派手な着物姿で艶っぽくて、義姉の千代子(戸田菜穂さん・51才)に茶道でマウントをとる母を一瞬で許してしまい……。あ、ここからの嵩は北村匠海さん(27才)です。