話題の本 BOOK WONDERLAND一覧

【与那原恵氏書評】ナチ復興を目論む組織の実態を明かす本
【与那原恵氏書評】ナチ復興を目論む組織の実態を明かす本
【書評】『ネオナチの少女』/ハイディ・ベネケンシュタイン・著/平野卿子・訳/筑摩書房/2300円+税【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツ統一後の一九九二年。ミュ…
2019.03.16 16:00
週刊ポスト
【香山リカ氏書評】うつ病防ぐにはゆる登山とBDNF増やす食事
【香山リカ氏書評】うつ病防ぐにはゆる登山とBDNF増やす食事
【書評】『心の病を治す 食事・運動・睡眠の整え方』/功刀浩・著/翔泳社/1400円+税【評者】香山リカ(精神科医) 最近、「うつを治す食事」といった本や記事は山のようにあれど、どれもいまひとつ根拠に乏し…
2019.03.15 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】町屋良平氏 芥川賞受賞作『1R1分34秒』
【著者に訊け】町屋良平氏 芥川賞受賞作『1R1分34秒』
【著者に訊け】町屋良平氏/第160回芥川賞受賞作『1R1分34秒』/1200円+税/新潮社「ちょうど小説を本格的に書き始めた頃に通い始めて、2年前にやめました。プロには結局、手が届かなくて」 だが小説はプロになっ…
2019.03.07 16:00
週刊ポスト
【池内紀氏書評】奇妙な物に熱中してきた美術史家の報告書
【池内紀氏書評】奇妙な物に熱中してきた美術史家の報告書
【書評】『木下直之を全ぶ集めた』/木下直之・著/晶文社/2000円+税【評者】池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト) ヘンなタイトルなのは、木下直之展と連動していたからだ。この美術史家は三十年にわたり、奇…
2019.03.04 07:00
週刊ポスト
【大塚英志氏書評】シェア社会は弱者救済からの逃げ道
【大塚英志氏書評】シェア社会は弱者救済からの逃げ道
【書評】『社会運動 0円生活を楽しむ シェアする社会』/市民セクター政策機構/ほんの木/1000円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) シェアリング、ということばをこの頃、よく聞く。去年、リベラルな新聞社…
2019.03.02 16:00
週刊ポスト
【岩瀬達哉氏書評】ゴーン以前も絶対権力者作った日産の体質
【岩瀬達哉氏書評】ゴーン以前も絶対権力者作った日産の体質
【書評】『日産自動車 極秘ファイル2300枚 「絶対的権力者」と戦ったある課長の死闘7年間』/川勝宣昭・著/プレジデント社/1600円+税【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) カルロス・ゴーンが日産を私物…
2019.03.01 16:00
週刊ポスト
国内100万人も 『吃音』著者が語る当事者の苦しみ
国内100万人も 『吃音』著者が語る当事者の苦しみ
【著者に訊け】近藤雄生氏/『吃音 伝えられないもどかしさ』/1500円+税/新潮社 幼児の吃音は20人に1人の割合で発生し、消えずに残るケースが人口の約1%。この数字はほぼ世界共通で、日本には今も100万人近い吃…
2019.02.28 07:00
週刊ポスト
【山内昌之氏書評】日本史の一大転換点となった承久の乱
【山内昌之氏書評】日本史の一大転換点となった承久の乱
【書評】『承久の乱 日本史のターニングポイント』/本郷和人/文春新書/820円+税【評者】山内昌之(武蔵野大学特任教授) 承久の乱(一二二一)は、日本史の一大転換点である。この乱以降、武士が朝廷に代って…
2019.02.23 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】佐藤俊氏『箱根0区を駆ける者たち』
【著者に訊け】佐藤俊氏『箱根0区を駆ける者たち』
【著者に訊け】佐藤俊氏/『箱根0区を駆ける者たち』/1300円+税/幻冬舎 刊行日は昨年12月20日。つまり第95回箱根駅伝で東海大が青学大の5連覇を阻み、悲願の初優勝を飾る前から、『箱根0区を駆ける者たち』の著…
2019.02.23 16:00
週刊ポスト
【嵐山光三郎氏書評】中国で1500年以上著され続けた怪異譚集
【嵐山光三郎氏書評】中国で1500年以上著され続けた怪異譚集
【書評】『中国奇想小説集 古今異界万華鏡』/井波律子・編訳/平凡社/2400円+税【評者】嵐山光三郎(作家) 中国で千五百年以上にわたって著されつづけた、超現実的な怪異譚集。妖怪、鬼、亡霊、死者がマスコ…
2019.02.21 16:00
週刊ポスト
【鴻巣友季子氏書評】文脈も意味もない純粋な存在への憧れ
【鴻巣友季子氏書評】文脈も意味もない純粋な存在への憧れ
【書評】『私に付け足されるもの』/長嶋有・著/徳間書店/1500円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) わたしたちはコンテクストの海のなかに生きている。どんな行為にも事柄にも存在にも、なにがしかの文脈と意味…
2019.02.13 16:00
週刊ポスト
【坪内祐三氏書評】還暦世代が青春時代に愛読した作家たち
【坪内祐三氏書評】還暦世代が青春時代に愛読した作家たち
【書評】『文士たちのアメリカ留学 一九五三~一九六三』/斎藤禎・著/書籍工房早山/2500円+税【評者】坪内祐三(評論家)『文士たちのアメリカ留学』、二重三重の意味で私には面白かった。私には、というのは…
2019.02.12 16:00
週刊ポスト
平穏はないし、みじめさもない、「老いを受け入れる」小説
平穏はないし、みじめさもない、「老いを受け入れる」小説
 一九三二年生まれの黒井千次の新作『流砂』は老いを描いている。この小説にも、老いの平穏はないし、といって老いのみじめさもない。ごく自然なこととして老いを受け入れる落着きがある。 語り手は「息子」。七…
2019.02.12 07:00
SAPIO
三浦雄一郎が紹介するエベレストで読み不思議な力が湧いてきた書
三浦雄一郎が紹介するエベレストで読み不思議な力が湧いてきた書
 それぞれのジャンルをリードしてきた著名人たちはどんな本を読んできたのか? プロスキーヤーの三浦雄一郎氏が、「我が人生の書棚」について語る。 * * * 中学受験に失敗し、1年間浪人生活を送っている間…
2019.02.09 07:00
SAPIO
歴史研究家・本郷和人氏が選ぶ「元寇」等中世史の名著6冊
歴史研究家・本郷和人氏が選ぶ「元寇」等中世史の名著6冊
 新たな時代がまもなく訪れるいま、我々はどんな書物から現代日本を考えれば良いのか? 歴史研究家の本郷和人 (歴史研究者)が選んだ中世史の名著6冊を紹介しよう。 * * *「日本は、古代からひとつの言語…
2019.02.06 07:00
SAPIO

トピックス

佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
大型特番に次々と出演する明石家さんま
《大型特番の切り札で連続出演》明石家さんまの現在地 日テレ“春のキーマン”に指名、今年70歳でもオファー続く理由
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト