話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/19ページ
松平定知氏「日本の礎を築いたのは明治政府でなく徳川幕府」
【今回取り上げる書籍】『明治維新という過ち【改訂増補版】 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト』/原田伊織・著/毎日ワンズ/本体1500円+税【著者プロフィール】原田伊織(はらだ・いおり):1946年京都…
2017.05.22 16:00
SAPIO
【書評】成熟をしないことが村上春樹なりの筋の通し方
【書評】『騎士団長殺し』(第1部 顕れるイデア編・第2部 遷ろうメタファー編)/村上春樹・著/新潮社/各1800円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 村上春樹の新作の評判が今一つのようだ。今になって同じ…
2017.05.20 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】新保信長氏 手書き文字を巡る『字が汚い!』
【著者に訊け】新保信長氏/『字が汚い!』/文藝春秋/1300円+税「僕の字は汚いというか、コドモっぽいんですよね。自分も大人になれば大人っぽい字が書けると思ってきたのに、『全然話が違うじゃないか』って(…
2017.05.19 16:00
週刊ポスト
【書評】なぎら健壱が綴る、消えゆく町への愛惜の念
【書評】『町の残像』/なぎら健壱・著/日本カメラ社/本体2000円+税【著者プロフィール】なぎら健壱(なぎら・けんいち):1952年東京銀座(旧・木挽町)生まれ。フォークシンガー、エッセイスト、タレント、俳…
2017.05.19 16:00
SAPIO
【書評】JR東海名誉会長が明かす「改革三人組」の訣別
【書評】 『飛躍への挑戦 東海道新幹線から超電導リニアへ』/葛西敬之・著/ワック/本体1800円+税【著者プロフィール】葛西敬之(かさい・よしゆき):1940年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒後、国鉄入社。JR東…
2017.05.15 16:00
SAPIO
【書評】ナチス政権下の若者の間で響いたジャズの音色
【書評】『スウィングしなけりゃ意味がない』/佐藤亜紀・著/角川書店/1800円【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) この小説の舞台はドイツ・ハンブルク。一九三九年から、戦争が進行する日々を十代の…
2017.05.15 07:00
週刊ポスト
【書評】史上最強の高校野球部はなぜ廃部に追い込まれたのか
【書評】『永遠のPL学園 六〇年目のゲームセット』/柳川悠二/著/小学館/本体1500円+税【著者プロフィール】柳川悠二(やながわ・ゆうじ):1976年宮崎県生まれ。ノンフィクションライター。法政大学在学中から…
2017.05.12 16:00
SAPIO
【書評】起承転結をすり抜けて抽出された「怪」のエッセンス
【書評】『かわうそ堀怪談見習い』/柴崎友香・著/角川書店/1500円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) あの柴崎友香が怪談話を書いたと聞いて、一瞬、耳を疑い、すぐに購入した。なにしろ、柴崎友香といえば、芥…
2017.05.12 16:00
週刊ポスト
【書評】たけしと走り続けた高田文夫が描く大衆芸能史
【書評】『TOKYO芸能帖 1981年のビートたけし』/高田文夫・著/講談社/1300円+税【評者】嵐山光三郎(作家) おかしくて面白くて腹がよじれる大衆芸能史。腹がよじれるのはジマン自慢大ジマンを噴射するからだ…
2017.05.12 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】多和田葉子氏 連作長編『百年の散歩』
【著者に訊け】多和田葉子氏/『百年の散歩』/新潮社/1700円+税 世間には国や言語や文化風習等々、一つ所に留まる人と、そうでない人がいる。多和田葉子氏は明らかに後者だろう。創作には日本語とドイツ語を用…
2017.05.11 16:00
週刊ポスト
【書評】徳川吉宗は年収1294億円、労働が収入に直結した時代
【書評】『江戸の長者番付』/菅野俊輔・著/青春新書/890円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 高額納税者番付の公表が取り止められて以降、現代の日本では、正確な長者番付を知ることはできない。その番付…
2017.05.06 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】芦沢央氏 書き下ろし長編『貘の耳たぶ』
【著者に訊け】芦沢央氏/『貘の耳たぶ』/幻冬舎/1700円+税 最新作『貘の耳たぶ』は、同じ日に同じ産院で男の子を産んだ2人の母親―─子供をすり替えた〈石田繭子〉とすり替えられた〈平野郁絵〉の4年余りを追う…
2017.05.01 07:00
週刊ポスト
多摩川の河川敷に住むホームレスたちを描いた小説
木村友祐の小説『野良ビトたちの燃え上がる肖像』は、多摩川(小説のなかでは「弧間川」と架名)の河川敷に住むホームレスたちを描いた力作。はじめ、そこは社会からこぼれ落ちた人間たちが、互いに助け合い、そ…
2017.04.25 16:00
SAPIO
【書評】香山リカ氏が知った沖縄の「現実」
【書評】『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』/上間陽子・著/太田出版/1700円+税【評者】香山リカ(精神科医) 温暖な気候、きれいな海、おいしい食べ物。誰もが大好きな沖縄だが、一方で「米軍基地の集…
2017.04.25 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】土田英生氏 小説デビュー作『プログラム』
【著者に訊け】土田英生氏/『プログラム』/河出書房新社/1500円+税 毎年春になれば桜が咲き、木々が芽吹いて、自然とはなんと律儀で健気なのかと、感心しきりの4月である。〈翻って人間はどうか?〉 嘘や保身…
2017.04.23 07:00
週刊ポスト
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