話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/22ページ

【著者に訊け】春見朔子氏 すばる文学賞『そういう生き物』
【著者に訊け】春見朔子氏 すばる文学賞『そういう生き物』
【著者に訊け】春見朔子氏/『そういう生き物』/集英社/1300円+税 片方は、〈千景〉。片方は、〈まゆ子〉。千景は薬剤師、まゆ子は叔母のスナックで時々働き、今は千景の部屋に居候する元高校の同級生。そんなぼ…
2017.02.23 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】岩木一麻 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』
【著者に訊け】岩木一麻 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』
【著者に訊け】岩木一麻氏/『がん消滅の罠 完全寛解の謎』/宝島社/1380円+税 これまで消失トリックで消える物といえば、凶器や死体が専らの対象だった。しかし本書で描かれるのは〈不可能状況下でのがんの消…
2017.02.17 16:00
週刊ポスト
【書評】手紙や証言を吟味、着実な手続きで龍馬の志に推参
【書評】手紙や証言を吟味、着実な手続きで龍馬の志に推参
【書評】『龍馬の「八策」 維新の核心を解き明かす』/松浦光修・著/PHP新書/960円+税【評者】平山周吉(雑文家) 司馬遼太郎『竜馬がゆく』、NHK大河ドラマ『龍馬伝』などで創られた坂本龍馬像は、「戦争嫌い…
2017.02.17 07:00
週刊ポスト
【書評】本を「一本の道」にたとえて道草の楽しみを説く
【書評】本を「一本の道」にたとえて道草の楽しみを説く
【書評】『本を読む』/安野光雅・著/山川出版社/1800円+税【評者】関川夏央(作家) 安野光雅は高名な画家だ。司馬遼太郎『街道をゆく』の挿画でも知られる。一九二六年、大正最後の年生まれの彼は兵隊にとら…
2017.02.14 16:00
週刊ポスト
【書評】ロシア人学者が東京を歩いて辿る外国人スパイの足跡
【書評】ロシア人学者が東京を歩いて辿る外国人スパイの足跡
【書評】『東京を愛したスパイたち 1907-1985』/アレクサンドル・クラーノフ・著、村野克明・訳/藤原書店/3600円+税【評者】川本三郎(評論家)「東京」に興味を持っているので書名に「東京」とあるとまず手に…
2017.02.10 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】夏川草介氏 『本を守ろうとする猫の話』
【著者に訊け】夏川草介氏 『本を守ろうとする猫の話』
【著者に訊け】夏川草介氏/『本を守ろうとする猫の話』/小学館/1400円+税 本が好きで、猫が好き。そして人間も好きでいたいから、夏川草介氏はいつになく怒っているのだろう。自身、松本で地域医療に勤しむ医…
2017.02.09 16:00
週刊ポスト
【書評】香山リカ氏が権力と報道との関係説く書を語る
【書評】香山リカ氏が権力と報道との関係説く書を語る
【書評】『権力に迫る「調査報道」 原発事故、パナマ文書、日米安保をどう報じたか』高田昌幸+大西祐資+松島佳子・編著/旬報社/1800円+税【評者】香山リカ(精神科医) 昨年4月、タックスヘイブン(租税回避…
2017.02.07 07:00
週刊ポスト
【書評】「陰謀史観」がいかに政府の意思決定に作用したか
【書評】「陰謀史観」がいかに政府の意思決定に作用したか
【書評】『終戦と近衛上奏文 アジア・太平洋戦争と共産主義陰謀説』/新谷卓・著/彩流社/4500円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) ポストファクトの時代の助走としてあったのは陰謀史観の公然化である。ト…
2017.02.04 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】夢枕獏氏 『ヤマンタカ 大菩薩峠血風録』
【著者に訊け】夢枕獏氏 『ヤマンタカ 大菩薩峠血風録』
【著者に訊け】夢枕獏氏/『ヤマンタカ 大菩薩峠血風録』/KADOKAWA/1800円+税 初出は大正2年の都新聞。以来媒体を移しつつも書き継がれ、何度か映画化もされた中里介山の未完の大作『大菩薩峠』を、夢枕獏氏も…
2017.02.03 07:00
週刊ポスト
【書評】二十歳の混乱と現実感の欠如を甦らせる語順と文体
【書評】二十歳の混乱と現実感の欠如を甦らせる語順と文体
【書評】『しんせかい』/山下澄人・著/新潮社/1600円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) 今回の芥川賞受賞作を収録する傑作作品集である。二十歳前の「ヤマシタスミト」は、劇作家が北海道にひらいた演劇塾に合…
2017.02.01 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】足立紳氏 初監督映画原作『14の夜』
【著者に訊け】足立紳氏 初監督映画原作『14の夜』
【著者に訊け】足立紳氏/『14の夜』/幻冬舎/1300円+税『15の夜』(by尾崎豊)ならぬ、『14の夜』である。近年、映画『百円の恋』等で脚本賞を総なめにする足立紳氏(44)の小説第2作は、自身の初監督映画(現在…
2017.01.29 16:00
週刊ポスト
【書評】様々な段組みで構成されたA5判の「ヴァラエティ」
【書評】様々な段組みで構成されたA5判の「ヴァラエティ」
【書評】『気がついたらいつも 本ばかり読んでいた』/岡崎武志・著/原書房/2500円+税【評者】坪内祐三(評論家) 素晴らしいヴァラエティブックが出た。岡崎武志の『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』(…
2017.01.27 16:00
週刊ポスト
【書評】前川國男に薫陶をうけた著者による評伝
【書評】前川國男に薫陶をうけた著者による評伝
【書評】『建築の前夜 前川國男論』/松隈洋・著/みすず書房/5400円+税【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授) 敗戦後しばらく、建築家・前川國男は、日本戦時体制への抵抗者だと、言われてきた。…
2017.01.24 07:00
週刊ポスト
ジャーナリスト・東谷暁が選ぶ「憲法を考える本」4冊
ジャーナリスト・東谷暁が選ぶ「憲法を考える本」4冊
 ニッポンの大問題である「憲法」。知的刺激に満ちて抜群に面白い憲法本4冊をジャーナリスト・東谷暁氏が選んだ。 * * * 憲法学者の『憲法学』『憲法原論』の類をいくら読んでも、その講義を何度聞いても分…
2017.01.23 16:00
SAPIO
米映画の歴史に流れるトランプと支持者たちが体現するもの
米映画の歴史に流れるトランプと支持者たちが体現するもの
 白い三角の帽子をかぶったKKKの男が表紙になっている。おおかたの予想をくつがえしてトランプが大統領になったいま、気鋭の評論家、町山智浩は著者『最も危険なアメリカ映画』で、トランプとその支持層が体現して…
2017.01.21 16:00
SAPIO

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同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
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