話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/3ページ
「宮崎勤」と「派兵差し止め」に20年間を費やした人生
平成とはどんな時代だったのか。振り返り、忘れてはいけない記憶を記した一冊として、まんが原作者の大塚英志氏が取り上げたのは、平成の半ば、約十年を費やしたイラクへの自衛隊派兵の差し止め訴訟について記し…
2018.12.29 16:00
週刊ポスト
オウム真理教と似た閉鎖的共同体が19世紀アメリカにあった
平成という時代の前半で猛威を振るったもののひとつに、オウム真理教による地下鉄サリン事件などの教祖を中心とした集団の暴走がある。ノンフィクションライターの与那原恵氏が選んだ、忘れてはならない「平成」…
2018.12.28 16:00
週刊ポスト
原発開発の深層 外交力の裏付けとしての核武装選択の可能性
東日本大震災による地震と津波の影響により、福島第一原子力発電所事故が起きた。日本人は、原発事故から何を考え、学ぶべきなのか。ドイツ文学者でエッセイストの池内紀氏が選んだ「平成」を代表する一冊の書物…
2018.12.27 16:00
週刊ポスト
中上健次が逃した賞を村上春樹が受賞して日本文学は変わった
平成を日本文学という基準で振り返ったとき、そこにはどんな歴史があるのか。評論家の坪内祐三氏は、平成の日本文学を振り返ることができる一冊を挙げ、日本文学が決定的に変わった瞬間について語った。●『未完の…
2018.12.27 07:00
週刊ポスト
古文献から防災術を探し出し科学とすりあわせた必読書
平成は大きな天災に次々と見舞われた時代でもあった。なかでも、2011年3月11日に起きた東日本大震災は、その規模と大きさ、関連して引き起こされた事故を含めて、日本にもたらした影響が計り知れない。平成の記憶…
2018.12.25 16:00
週刊ポスト
天皇「能動化」への危惧を開けっぴろげに検証した平成の書
平成の終わりが近づいている。平成日本に生きた者として、雑文家の平山周吉氏に、忘れてはならない出来事と、それを象徴する書物を一冊、選んでもらった。●『天皇の近代』/御厨貴編著/千倉書房/3200円+税 平…
2018.12.22 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】堀江敏幸氏 贅沢な書評集『傍らにいた人』
【著者に訊け】堀江敏幸氏/『傍らにいた人』/日本経済新聞出版社/2000円+税 朧げな記憶の中に浮かぶ数々の文学作品と、それを時を経て読み返す作家との、これは行くあての知れない対話にして、一篇の小説とい…
2018.12.14 16:00
週刊ポスト
【大塚英志氏書評】朝毎読や電通など全方位に角が立つ本
【書評】『大政翼賛会のメディアミックス 「翼賛一家」と参加するファシズム』/大塚英志・著/平凡社/ 2500円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 久しぶりに禁じ手(?)の自著書評。手塚治虫、長谷川町子、…
2018.12.14 16:00
週刊ポスト
『安倍公房とわたし』著者女優・山口果林が語る「人生の書棚」
私は兜町にあった「千代田書店」という、界隈の証券会社の人にお馴染みの本屋の四女として生まれました。小学校4年生までは家と店が同じ建物だったので文字通り本に囲まれて育ち、小さい頃は、挿絵がとても可愛…
2018.12.13 07:00
SAPIO
【嵐山光三郎氏書評】戦争体験を語る半藤一利氏の警告
【書評】『語り継ぐこの国のかたち』/半藤一利・著/大和書房/1500円+税【評者】嵐山光三郎(作家) いまの日本はこれまで保持してきた「この国のかたち」がひっくりかえり、社会秩序は崩壊し、価値体系がご破…
2018.12.12 16:00
週刊ポスト
【山内昌之氏書評】5mm以下の癌も 名医が明かす病気発見術
【書評】『名医が教える病気の見つけ方 匠の技術と高度先進医療との融合』/掛谷和俊・著/弘文堂/1500円+税【評者】山内昌之(武蔵野大学特任教授) 腸間膜脂肪織炎という疾患を聞いたことがあるだろうか。御…
2018.12.08 07:00
週刊ポスト
【岩瀬達哉氏書評】総理ご意見番が国際政治の裏を数字で解読
【評者】『2019~世界と日本経済の真実 米中貿易戦争で日本は果実を得る』/高橋洋一・著/悟空出版/1200円+税【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) 数量政策学者の高橋洋一は、4年前、消費税率の5%から8…
2018.12.06 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】畑野智美氏『神さまを待っている』
【著者に訊け】畑野智美氏/『神さまを待っている』/文藝春秋/1600円+税 若年層、特に女子の貧困問題を、畑野智美氏(39)はいわゆる社会問題ではなく、個人的で切実な現実として、小説化する作家だった。「私…
2018.11.30 11:00
週刊ポスト
【鴻巣友季子氏書評】頁を繰る手が止まらぬ肝試しになる書
【書評】『愛すること、理解すること、愛されること』/李龍徳・著/河出書房新社/1450円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) 二組の夫婦の愛と人生の軌跡をたどりつつ、人間のエゴのグロテスクさを見せつけるじつ…
2018.11.27 16:00
週刊ポスト
【井上章一氏書評】ベートーヴェンを美化した取り巻きに迫る
【書評】『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』/かげはら史帆・著/柏書房/1700円+税【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授) ベートーヴェンは、楽聖とよばれている。音楽史上の実績…
2018.11.26 16:00
週刊ポスト
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