話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/35ページ
【書評】「言」と「行」の狭間から浮かぶ中曽根康弘氏の実像
【書評】『中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡』/服部龍二・著/中公新書/900円+税【評者】平山周吉(雑文家)『私何だか死なないような気がするんですよ』とは九十八歳まで生きた宇野千代最後の本のタイトルだ…
2016.03.01 07:00
週刊ポスト
名門女子校の秘密と卒業生たちによる壮絶な愛憎劇を描く傑作
【書評】『6月31日の同窓会』/真梨幸子/実業之日本社/1620円【評者】末國善己(文芸評論家) 読むと嫌な気分になるミステリー“イヤミス”の旗手・真梨幸子の新作は、名門女子校の卒業生たちのドロドロした人間関…
2016.02.28 16:00
女性セブン
【書評】ペルー生まれの著者の反復と循環を暗示する風刺劇
【書評】『夜、僕らは輪になって歩く』/ダニエル・アラルコン著/藤井光訳/新潮社/2200円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) この本のタイトルはラテン語の傑作回文「In girum imus nocte et consumimur igni(…
2016.02.26 16:00
週刊ポスト
【書評】活字大好きな第一次オタクが実証する活字文化の終焉
【書評】『エロ本黄金時代』/本橋信宏・東良美季著/河出書房新社/1700円+税【評者】坪内祐三(評論家) 昭和三十三(一九五八)年生まれの私(たち)は第一次オタク世代と言われているが、つまり、それまでサ…
2016.02.25 16:00
週刊ポスト
芥川賞受賞の滝口悠生氏 昔から「謎の自信があった」と評される
【著者に訊け】滝口悠生さん/『死んでいない者』/文藝春秋/1404円【内容】30人ほどの親類たちが、大往生を遂げた故人の通夜に集まった──夜を掬い取った第154回芥川賞受賞作。顔の部分部分がどこか似ている老若男…
2016.02.25 16:00
女性セブン
【著者に訊け】天童荒太氏 『ムーンナイト・ダイバー』
【著者に訊け】天童荒太氏/『ムーンナイト・ダイバー』/文藝春秋/1500円+税『永遠の仔』、『包帯クラブ』、『悼む人』等々、天童荒太作品は「媒体」を思わせる。単に部数や映像化の問題ではない。小説そのもの…
2016.02.25 07:00
週刊ポスト
無名な人の現実迫ったノンフィクション『東京湾岸畸人伝』
【著者に訊け】山田清機さん/『東京湾岸畸人伝』/朝日新聞出版/1728円【本の内容】 誰もが知っている有名人はひとりも出てこない。山田さんが執拗に話を聞くのは、東京湾岸で生活をしている6人の無名の人。懸命…
2016.02.24 07:00
女性セブン
ヤクザやいじめなど日本的な要素取り入れたアンの物語
【マンガ紹介】『アンのマゴマゴ図書之国(3)』樋口橘/白泉社/463円 1908年に発表され、今も世界中で愛されている小説『赤毛のアン』。シリーズの中でもアンと幼なじみ・ギルバートのじれったい関係を背景にし…
2016.02.23 16:00
女性セブン
【書評】大声で主張せず町や人の後ろから撮って時を見つめる
【書評】『昭和下町カメラノート』大西みつぐ/日本写真企画/1300円+税【評者】川本三郎(評論家) 写真家には、世界各地を旅する移動型と、地元に留まり身近な風景を見つめる定着型がいる。東京の下町、深川に…
2016.02.20 16:00
週刊ポスト
「在宅ひとり死」の可能性に迫る、上野千鶴子氏の新著
【書評】『おひとりさまの最期』/上野千鶴子/朝日新聞出版/1512円【評者】井上理津子(ノンフィクションライター) 今、「おひとりさま」とキーワード検索すると590万件もヒットした。どこか寂しげな印象がつき…
2016.02.19 16:00
女性セブン
【著者に訊け】吉川永青氏 歴史長編『悪名残すとも』
【著者に訊け】吉川永青氏/『悪名残すとも』/KADOKAWA/1900円+税 私心など微塵もなかった。むしろ主君を慕い、お家や領民を思えばこそ、〈主君押し込み〉という名のクーデターを挙行した人物として、吉川永青…
2016.02.19 07:00
週刊ポスト
【書評】植草一秀氏の論理的かつ説得力のある経済分析
【書評】『日本経済復活の条件 金融大動乱時代を勝ち抜く極意』植草一秀/ビジネス社/ 1600円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 著者は、かつて優秀なエコノミストとして、メディアから引っ張りだこの存在…
2016.02.17 16:00
週刊ポスト
中毒になるサウナの魅力と本当の作法をレクチャーする漫画
【マンガ紹介】『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道(1)』タナカカツキ/講談社/605円 水風呂のないサウナはいちごののっていないショートケーキ――。サウナ=熱くて息苦しい場所と考えていた私のような素人に、…
2016.02.17 07:00
女性セブン
重松清・著 団地舞台に自分達の大切な場所に連れ戻される書
【書籍紹介】『たんぽぽ団地』重松清/新潮社/1728円 【評者】佐久間文子(文芸ジャーナリスト) 東京郊外の老朽化した団地がこの小説の舞台である。取り壊しが決まり、住民もほとんど引っ越してしまったその団地…
2016.02.15 16:00
女性セブン
【著者に訊け】開高健賞最終候補作『無戸籍の日本人』
【著者に訊け】井戸まさえ氏/『無戸籍の日本人』/集英社/1700円+税 無戸籍者からの電話相談(24時間対応)や戸籍の取得手続きの同行で全国を飛び回り、これまで会った無戸籍者は1000人以上という中での執筆だ…
2016.02.14 16:00
週刊ポスト
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