しかし、反対に若者らの行動に理解を示して、デモに参加する社員も増えてきたことから、同社は8月中旬、中国の要請に応えて操縦士2人を解雇。その後も解雇者は増え続け、現在では20人以上に及んでいる。

 ある社員は、フェイスブックにデモに賛同する書き込みをしたところ、直属の上司に呼びつけられ、フェイスブックに書いたことが事実だと確認すると、すぐに「解雇」を告げられたという。

 また、デモに参加して、警察に逮捕されたある社員は理由も告げられずに、一方的な解雇通知を突きつけられたという。

 一方、デモに参加して逮捕されたある女性社員は警察に拘留されている間、身体検査を名目にして、着衣を脱ぐように命令されるなどのセクハラを受けたとして、28日の抗議デモの際、警察の非道さを強く訴える場面もあった。香港では今後も当分、混乱は収まりそうもない。

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