隔離部屋の作成法を公表した、日本建築学会作業部会の山本佳嗣さん(東京工芸大学准教授)が解説する(別掲画像を参照)。
「部屋に面した廊下に二重のビニールカーテンを設置して、隔離部屋とその他の部分を遮断し、養生テープやテープ型磁石などで壁とビニールのすき間を完全にふさぎます。そのうえでトイレの換気扇などを利用して室内の空気を外に排出すると室内の気圧が低くなります。そうなると部屋の空気が外に出ず、『陰圧室』と似た状態になり、ウイルスを室内に閉じ込める効果が期待できます」
家庭内感染を防ぐために何より大切なことは、一家が一丸となって迫り来る敵に立ち向かうことだ。日本の危機を救うのは、家族の団結にほかならない。
イラスト/黒木督之
※女性セブン2020年9月3日号