東日本を広範囲に襲った今回の大震災から立ち直るには、長い年月がかかるだろう。だが交通の復旧、がれきの撤去、仮設住宅の整備など、復興の光は少しずつではあるが、確実に見えてきている。3.11 から2か月経ったいま、被災直後と同じ場所をカメラに収めた。
被災地の定点観測第4弾は、3月12日と4月29日の宮城県塩釜港周辺の情景である。
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宮城県塩釜港周辺には、1万を越える多数の大型コンテナが散乱していた。現在、一見きれいになっているように見えるが、実際にはまだ壊れたコンテナも多く残されている。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2011年5月20日号