よりによって同じ日、同じ人数というのもねぇ。政権交代を見据え、ますます過熱するJAL対ANAのナショナル・フラッグ攻防戦。その“面白バトル”ぶりは本誌『週刊ポスト』でも度々報じてきたが、そんななか届いたのが、12月1日の同日、両社が開いたスッチーイベントである。
かたやANAは「創立60周年記念イベントin羽田空港」。こなたJALは「ミュージックベル隊による演奏会in函館」。当日、舞台の上で歴代制服をお披露目したANAスッチーに対し、JALスッチーはハンドベル演奏で応戦。しかも両社とも登場したスッチーは9人ずつ。
ANA創立60周年記念イベントには定員150名を大きく超える観客が集まった。2014年春には制服をリニューアル、10代目が登場する予定だという。一方のJALのCA希望者で結成されたベル隊の演奏は今年で13回目の人気イベント。函館空港、駅、デパートに多くの人が集まった。
いまや両社の時価総額は急接近し、抜くか抜かれるかのデッドヒート状態とバトルはさらに熱い。イベントでは心なしかいつもよりサービス旺盛だった気がするのはそのためか。この戦い、制するのはどっち?
※週刊ポスト2012年12月21・28日号