できたてのナポリタンにたっぷりかかった、謎の白い“ツブツブ”。これは一体!?
「お煎餅のハッピーターンです」
料理研究家・園山真希絵さんの「イカしたハッピーナポリターン」は、まさかの煎餅入り。具材としても炒めることであの甘じょっぱさが全体に絡んで、後を引く。食感がまた面白い。トッピングのサクサク感、炒めてふやけた餅っぽさ、加えて歯応え抜群のさきいか。パスタにさきいかも斬新だが、甘辛な旨みのコンビは意外にも好相性。ところでなぜハッピーターン?
「ナポリタンとかけているんです。アベノミクスならぬ“マメノミクス”(豆のミックス茶巾)など、実は私、語呂合わせでレシピを作ることが多いんですよ(笑い)」
園山さんが推奨する「イカしたハッピーナポリターン」のレシピを紹介しよう。
<材料・2人分>ハッピーターン2枚(砕いたもの)、パスタ160グラム、油揚げ1/2枚、ピーマン1個、玉葱1/4個、さきいか適量、オリーブオイル少々、ケチャップ大さじ3~4、塩・ブラックペッパー少々
(1)油揚げは熱湯にさっとくぐらせ、具材は細切りに
(2)オリーブオイル少々で玉葱を炒めたら、ハッピーターン1.5枚分と残りの具材、規定の時間より30秒早めに茹で上げたパスタ、茹で汁50cc、ケチャップを加えて炒め、塩とブラックペッパーで調整
(3)仕上げに残りのハッピーターンをふりかけて完成
■そのやま・まきえ:1978年、島根県生まれ。商品やレシピ開発、タレント活動など幅広く活躍。今月9日、恵比寿に和菓子店「豆園」をオープン。ブログ『こころのごはん手帖』
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2013年9月13日号