キラキラネームとは人の名前で奇抜な読み方をするもの。最近増えているキラキラネーム、あなたの知人が付けたらどうする? 大人力コラムニストの石原壮一郎氏が語る。
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いわゆる「キラキラネーム」の勢いは、とどまるところを知りません。もちろん、どんな名前も子どもの幸せを願って親が頭をひねって考えたものですから、いくら違和感を覚えても、ケチを付けたり笑ったりするのは大人として許されない行為です。
それはさておき、ベネッセコーポレーションは11月29日、今年生まれた赤ちゃんの人気の名前ランキングを発表。1~10月に生まれた3万372人を対象にした調査の結果、男の子の1位は「大翔(ひろと)」で、女の子の1位は「結菜(ゆいな)」でした(読み方は主なもの。以下同)。
「大翔」は2年ぶりの首位返り咲きで、以下「蓮(れん)」「悠真(ゆうと)」と続きます。女の子の2位は「陽菜(ひな)」、3位は「葵(あおい)」でした。
簡単には読めない名前もありますが、この程度では「キラキラネーム」と呼ばれる資格はありません。先日「名前由来net」が発表した「キラキラネームランキング」(奇抜な名前30個からアクセス数が多かった順)で、見事トップに輝いたのは「昊空(そら)」。
以下、「心愛(ここあ)」「希空(のあ)」「希星(きらら)」「姫奈(ぴいな)」「七音(どれみ)」と続きます。「愛保(らぶほ)」「泡姫(ありえる)」「黄熊(ぷう)」なんてのもありますが、あくまでアクセス数のランキングなので、実際に付けられているかどうかは不明です。
ただ、日常のいろんな場面で、これらに匹敵する「キラキラネーム」に出合うケースは少なくありません。子どもができた知り合いから「名前は心に愛と書いて『ここあ』にしたよ」と報告されたら、あるいは、何かの集まりに子連れで来た人に子どもの名前を聞いたところ「七つの音と書いて『どれみ』って言うんです」と誇らしげに教えてくれたら、大人としてどうリアクションすればいいのか。