2013年末、いつもより少し長めの休暇にあわせて日本を脱出する人も多いだろう。普段利用しているスマートフォンを旅行に持って出たものの、高額請求が怖くて一度も電源を入れないなんて旅行の楽しみが半減してしまう。旅先での使い方に合わせ、予算通りの使い方を身につけよう。
海外でのスマートフォンの使い方を【1】電話として利用しない、【2】電話としてだけ利用する、【3】日本にいるときと同じように利用する、の3種類のうちどれにするかでそれぞれ対処方法が異なる。
【1】電話として利用しない
この場合、海外滞在中は一切、海外の電話事業者の通信回線を利用しないので通話もデータ通信も料金が発生しない。設定方法は簡単で、「機内モード」にするだけだ。もちろん、ホテルなどで提供されているWi-Fiは利用できるので、メールなどはそのとき確認できるから。昼に訪れた先で撮った写真を、ホテルに戻ってからゆっくりSNSへ投稿して、日本にいる友人へ報告することが出来る。
【2】電話としてだけ利用する
海外滞在中に緊急の連絡があった場合、やはり自分の電話で受け取りたい。しかし高額請求が不安なので、音声通話以外の機能を利用できないようにしたい場合はデータ通信機能だけをOFFにすればよい。【1】に比べると一手間多いが、それほど難しいことではない。
「設定」メニューから「データローミング」のチェックを外せばよい。Android端末もiPhoneも、基本的には同じ設定だ。何もしないままだと自動的にデータ通信を始めてしまうので、必ず確認してほしい。何もアプリを起動しないから大丈夫と思ってはいけない。知らないうちにインストールしているアプリがアップデートのためのデータ通信を始めてしまうこともあるからだ。
【3】日本といるときと同じように利用する
一日あたり3千円程度なら、日本にいるときと同じように、訪れた先からTwitterでつぶやいたりしたい人もいるだろう。その場合、渡航前に滞在先で、どの事業者に接続すれば定額になるのかを必ず確認して欲しい。後述のようにアプリや事前ダウンロードで、自答的に定額事業者につながるはずなのだが、電波が不安定なエリアだと定額”外”の事業者に接続してしまう可能性があるからだ。
Androidの場合はdocomoは「ドコモ海外利用」、ソフトバンクは「海外パケットし放題」、auは「GLOBAL PASSPORT」という設定のための無料アプリが提供されているので、それを利用するのがもっとも簡単だ。出発前にインストールしておき、到着後に起動してアプリで表示されるメッセージの通りに設定してゆけば問題なく利用できるようになる。
これらアプリは定額対象エリアが変わるごとにアップデートされているので、すでにインストール済みの場合も出発前にはアップデータを確認しておきたい。