年を重ねていくたびに、ひしひしと感じる代謝の低下と脂肪の蓄積。若い頃のようにダイエットの効果が現れず、ダイエットをすることすら諦めたくなる…。そんな人に朗報! 食べること大好き、運動嫌い――代謝の落ちる50代にして、“しっかり食べながら”1年間で26kgの減量に成功した料理研究家の柳澤英子さん(55才)が、最新レシピ本『やせるおかず 作りおき』(小学館)で、やせるおかずのレシピを紹介している。
実際に、話題のダイエットはすべて試してダメだったという著者が、運動も全くせずに「やせるおかず」「主食を減らす」「食べ順」、これだけでリバウンドもせずダイエットに大成功。52才のときに身長157cm、73kg、体脂肪率48%から、1年間で体重47kg、体脂肪率は22%にまで落ちた。その“神レシピ”とは、薄味だけどおいしい、血糖値、酵素、食物繊維に着目した健康的なレシピ。著者自身、健康診断の数値も劇的に変わったという。
本書では、やせる主菜・副菜レシピを中心に、避けるべき食材、選ぶべきおやつ、効果的にやせるための「やせテクRule」なども紹介。簡単な酒のおつまみもあり、お酒もOKだから、ストレスなくやせられる。実際、「やせるおかず」でダイエットに成功し、2週間で2kg、3か月で6kg、半年で12kgやせた人の体験談も。
“ムダな手間はかけない”がモットーの著者独自のパパッと作れるレシピは、冷蔵庫にも2~3日ほど寝かせられるものばかりで、忙しい人でもくじけずできるという内容だ。
そのレシピの一部として、骨付き肉をレモンと一緒に煮ることで、煮汁に溶け出したカルシウムも汁ごと補給できる「鶏手羽のレモン煮」と、野菜の中でも糖質の低いズッキーニを使った「ズッキーニのパスタ風」をご紹介。
■鶏手羽のレモン煮
【材料】(2人分)
鶏手羽中…6本
レモン…1個
セロリ…1本
オリーブ(グリーン・種なし)…6個
塩、こしょう…各少々
オリーブオイル…小さじ1
水…1/2カップ
【作り方】
(1)鶏手羽中は骨に沿って切れ目を入れ、塩、こしょうをふる。レモンは薄切りにする。セロリは斜め薄切りにして保存容器に敷く。
(2)フライパンにオリーブオイルをひき、手羽中を並べ入れて中火にかける。焦げ目がついたら裏返し、レモン、オリーブ、水を入れる。煮立ったら弱火にし、ふたをして10~15分煮る。
(3)熱いうちに(1)の容器に入れる。