日本のSNS利用者は増加し続けており、2013年末時点では5480万人、2014年には6023万人がSNSを利用している(ICT総研調べ)。そのぶんトラブルも増加しており、SNS利用のマナー啓発は悩みの種だ。教育機関でも様々な教材や広報資料を提示しているが、明治学院大学がHPで公開した「5つの合言葉」がTwitterなどで大きな反響を呼んでいる。
「5つの合言葉」とは、SNSの利用法を見直してみようという呼びかけから始まりキャッチコピーにセリフや具体的な説明が加えられたもの。
●友だちは、フリー素材じゃありません。
●その個性の出し方、間違っていませんか?
●デマの中継所にならないでっ!
●昨日、SNSで何を見たか、思い出せますか?
●歩きスマホは、歩く武器。
上の5つのキャッチコピーに添えられたイラストとあわせて見ることで、直感的にSNS利用のマナーを理解できるよう工夫されている。
HPに「5つの合言葉」が掲載されていることに気づいたTwitterユーザーたちによって情報が拡散されると、2月中旬からネット歴やSNS歴が長いと思われる人たちによってさらに広められた。それらのつぶやきをみると「学生だけじゃなくて全員みたほうがいい」「すごくわかりやすい」「ネット全体にいえる」「小中学生にもわかりやすい」など、好意的な歓迎の声が多い。
「おかげさまでたくさんの方から反響があり、学生たちも驚いていると同時に、励みになっているようです」(明治学院大学広報担当者)
この大学広報担当のコメントからもわかるように、「5つの合言葉」は学生が自分たちで考え、生み出したものだ。