上手いパッキング術を教えてくれた元CAで経営者の駒崎クララさん
ゴールデンウィークがやってきた。久しぶりの大型連休を利用して、旅行に出かける人も多いのではないだろうか。大きな荷物をパッキングするのが苦手…そんな人のために、元客室乗務員(以下、CA)でCA専用の情報共有サイト『CREW-WORLD』を運営する株式会社KoLabo代表の駒崎クララさんに、大型荷物のパッキングのコツを教えてもらった。
まず、スーツケースは軽くて丈夫なものを選ぼう。海外旅行時には、どの国でも鍵をかけたまま預けられるように、アメリカ規定のTSAロックだと鍵を壊される心配がなくなる。
パッキング順は、まずカート(脚)側に靴や小物など重いものを詰め、上に洋服などの軽い物を詰める。ただし、カートのすぐ近くに割れ物があると、ガタガタと揺れて割れてしまうので、瓶や鏡などの割れ物は上の方に。周りに洋服を詰めて割れ物類のクッションにする。荷物はそれぞれ小分けにポーチに入れると、手荷物検査で開けられた時にバラバラになることも避けられ、中が丸バレにならずに済む。
「靴は、片方ずつシャンプーキャップに入れることをお勧めします。そうすることで、靴の裏の汚れが他についてしまうことや、靴の臭いが他の物の香りと混ざるのを防ぐことができます。私のオススメは、ビーチサンダルも持っていくことです。なぜかというと、ホテルのスリッパは布なので、シャワーの後に履きにくいですよね。靴とビーチサンダルは、それぞれ袋に入れて靴ケースにまとめます」(駒崎さん、以下「」内同)
靴類の上に、洋服を詰める。洋服は現地で手洗いできて、乾きやすく、しわになりにくいジャージー素材などのものを持っていくのがコツ。
「例えば、私は4泊の出張の際に、リバーシブルになるスカートを1枚とワンピースを2枚、ブラウスを1枚持っていきました。1日目にリバーシブルになるスカートとブラウスを着て、すぐに洗って乾かして、帰りには着ることができるようにしました。洋服はシャンプーやボディソープで洗ってリンスを柔軟剤代わりに、おしゃれ着なら小さいジップロックに洗剤を入れて持っていきます」
洋服は、きれいな洋服を入れる用と、使った後の汚れた洋服を入れるランドリー用ふたつに分けて袋に収納する。かさばる衣類をうまく畳んで収納するために駒崎さんが愛用しているのが、アウトドアメーカー『イーグルクリーク』のパックイットフォルダー。下敷きのような“洋服たたみボード”がついており、そのプレートに沿って衣類をたたむことで、シャツなどを誰にでも簡単にきれいにたたむことができる。
「自分の洋服の量によって大きさも変えられるのでお勧めです。アウトドア店や空港でも売っていますよ」