女子アナと野球選手が結婚するケースは多いが、実際のところどんな経緯で交際から結婚にまで至るのだろうか。1994年にフジテレビ入社、『プロ野球ニュース』のキャスターとして人気を博した木佐彩子アナが、2000年に元ヤクルト・石井一久氏と結婚するまでの経緯について告白した。
* * *
主人とは付き合うなら結婚すると腹を括っていました。
当時、私は『プロ野球ニュース』のキャスターをしていたので、特定の選手と交際し続けるのは立場上まずいと考えていました。彼とは1年半友人でしたが、人柄に接するごとに「結婚してもいいな」と思えるようになったんです。
発覚すると周囲に迷惑をかけるので、細心の注意を払いました。マスコミ対策として、彼は車を大きな四駆に買い替えました。私が乗った時に、外から見えないように助手席の足元に隠れることができるからです。
会う場所は、当時住んでいた私の実家が多かったなぁ。親は野球選手に派手なイメージを抱いていたので、人柄を見てもらいたくて、交際から程なくして紹介しました。
それでも、結局、週刊誌に撮られてしまいました。野村克也監督には、「なんでカツノリじゃないんだ。サッチーも、おまえならかわいがるぞ」と冗談でボヤかれましたけど(笑い)。
そもそもの出会いは、新人のときに招かれた大学の同級生のホームパーティー。でも、話をしたかすら覚えていませんし、特に印象も残っていない程度でした。
3年目で『プロ野球ニュース』の担当になり、球場で再会。他の野球選手は「お疲れ様です!」と体育会のノリで元気がいいのに、「あー。久しぶりでーす」と、のほほんとした挨拶。おおらかな感じの人だな~って。試合前でもピリピリせず、ドーンとしている印象も受けましたね。