ツヤッツヤのご飯粒に感動
日本人ならやはり炊きたての美味しいご飯が食べたい──そんな欲求に応えるべく、各家電メーカーは美味しいご飯が炊けるハイエンドな炊飯器を開発しているが、ほとんどの家電量販店の店頭では試食はできない。10万円以上もする炊飯器も多いが、実際にどんな炊きあがりになるか分からない状態で、購入を判断しなくてはいけないのが実情だ。
そんななか、パナソニックは料亭「銀座米料亭 八代目儀兵衛」とのコラボレーション企画として、最新の炊飯器で炊いたご飯を食べ比べできる和食店「食べ比べ亭」を、6月21日までの期間限定でオープンした。NEWSポストセブン取材班は、最新のハイエンド炊飯器で炊いたご飯の美味しさを確かめるべく、東京銀座の「食べ比べ亭」に足を運んだ。
このお店で食べ比べ体験ができるのは、パナソニックが6月に発売したばかりのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「Wおどり炊き」(SR-SPX5シリーズ)と従来機種(『Wおどり炊き』機能非搭載、SR-SX-101シリーズ)で炊いたご飯。「Wおどり炊き」は、高い火力による激しい対流で、釜のなかのお米をおどらせ、一粒一粒を均一かつしっかり加熱するというパナソニック独自の炊き方。この機能によって、ご飯の甘味が増し、さらに炊きあがりもふっくらするとのことだが、果たしてどうなのだろうか…。
食べ比べに使用したお米は、「銀座米料亭 八代目儀兵衛」が提供する「翁霞」というブレンド米。この日は山形県産「夢ごこち」、長野県飯山産「コシヒカリ」、宮崎県産「ヒノヒカリ」の3種がブレンドされていた。
さて、いざ食べ比べ開始。まずは香り。「Wおどり炊き」も「非搭載機種」も強い銀シャリの香りに食欲をそそられるが、「Wおどり炊き」のほうが、香りの輪郭がよりくっきりとしている印象。「ふわっと炊きたてご飯の香りが鼻孔に入ってくる…」というよりも、「銀シャリの香りがシャキーンと嗅覚を刺激してくる」といったイメージで、ご飯がもつ力強い香りを体感できた。
次は、見た目。とにかく「Wおどり炊き」で炊いたご飯は一粒一粒がふっくら、かつ美しく輝いており、たっぷり水分を含んでいるであろうことが、ひと目にして伝わってくる。明らかに米の粒が大きく、一粒一粒の主張も強く、まさに「これぞ米!」といった感じだ。
そして、味。食べ比べるとすぐに分かるのだが、とにかく「Wおどり炊き」のほうが甘く、味が濃い。おかずがなくても、ご飯だけで1杯や2杯、余裕で食べられてしまいそうなほど、しっかりした味があり、普段なんとなく食べているご飯とは明らかに全然違う。これには、同行したお米にうるさい2人の編集デスク(2人とも米どころ新潟県出身!)も声を揃えて「本当に美味しい!」「今まで食べた中で最高の銀シャリだ!」と大絶賛だった。
食べ比べの後は、メインメニューの登場だ。オーダーしたのは、食べ比べ亭限定のオリジナルランチメニュー「ごはんのお供御膳」。
「三陸海宝漬」「ごま鯵」「釜揚げしらす」「辛子明太子」など、日本各地から集められた選りすぐりの“ごはんのお供”7種類を集めた豪華メニューなのだが、「Wおどり炊き」で炊いたご飯がとにかく合う。“ごはんのお供”と言えばご飯の美味しさを最大限に引き出すための存在だが、まさにその通りのメニュー。豪華な7種の“ごはんのお供”のおかげで、ご飯の美味しさがさらに倍増していくのだ。
7種類のお供のほかにお出汁もセットになっており、最後はお茶漬けを堪能。驚いたことに、お出汁に漬けてもご飯の粒はしっかり立ったまま! 「どんなご飯でも、お茶漬けにしてしまえば一緒でしょ…」なんて思う人も多いかもしれないが、それは大きな間違い。「Wおどり炊き」で炊いたご飯なら、お茶漬けにしても美味しさが損なわれることなどなく、それどころかお茶漬けを高級な料理にしてしまうのだ。
「Wおどり炊き」のご飯に大満足の取材班だったが、それだけでは飽きたらず、京都の美山で育った鶏卵「美山の子守唄」を追加して、卵かけご飯もいただくことに。卵のコーティングをまとって輝くご飯は、もはや芸術品! お腹いっぱいであっても、おかわりをしたくなる逸品だ。
とにかくご飯の美味しさを堪能しまくった取材班。最新ハイエンド炊飯器の実力に脱帽しっぱなしで、普段特にこだわりなくご飯を食べていたことが、いかにもったいないことだったのかを痛感するばかりだった。日本人ならやっぱり、美味しい炊きたてご飯を食べなくては! あなたも「食べ比べ亭」で最高のご飯を体験してみては?
■食べ比べ亭(銀座米料亭 八代目儀兵衛)
東京都中央区銀座5丁目4番15号1階
11:00~15:00(ラストオーダー)
※6月21日までの期間限定