芸能人の間で丸メガネが大流行だ。シルバーフレームの丸メガネ姿を公開した有村架純、生駒里奈、きゃりーぱみゅぱみゅ、べっこう柄フレームの広瀬すず、ほかにも前田敦子、高畑充希、大島優子、山田優、川島海荷、川口春奈、能年玲奈、松井珠理奈、白石麻衣などなど、芸能人たちがこぞってブログやインスタなどSNSで丸メガネ姿を公開している。
「レトロメガネ」、「クラシックメガネ」とも呼ばれる丸メガネ。印象的な“有名人”といえば、ジョン・レノン、ハリー・ポッター、スティーブ・ジョブズらが思い浮かぶが、昨今のブームの火付け役は、ジョニー・デップだといわれる。松田龍平、綾野剛ら個性派の男性俳優やモデル、ミュージシャンもかけており、抜け感があって、モードにもロックにも、また知的にも見せられるおしゃれアイテムとして男女問わず人気だ。
先の月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)でも、主演の杏が丸メガネ姿を披露していたが、ここ最近、目にする機会がかなり増えた。
ファッションライターの川口ゆかりさんによると、丸メガネは、フレームの大きい黒縁の“アラレちゃんメガネ”の次のトレンドとして、1年ほど前からきているアイテムだという。今流行っている背景には、ファッションの“オジ”ブームと、最近の若い女性たちの間に認識としてある“メガネ=メイク代わり”の影響ではと、川口さんは分析する。
「少し前からレースアップの“オジ靴”が流行っていて、オジさんぽいものがかわいいという風潮も影響しているのではないかと思います。おしゃれな人=メガネが似合うという図式がありますが、普通のメガネではおしゃれと見られないので、差を出すために主張したものを取り入れているところがあるんじゃないでしょうか。洋服もガーリーな洋服にオジさんぽい小物をミックスしたり、わざとハズしたおしゃれが上級というトレンドがありますから。
最近の若い世代は、メガネ=メイク代わりと認識している傾向があるようで、“すっぴん隠し”や“盛りアイテム”としてメガネを取り入れる傾向が強い。昔はばっちりメイクでかわいく見せるのが流行りでしたが、芸能人のインスタでもわかるように、今はすっぴん風が主流。洋服もTシャツにデニムなどのシンプルが流行です。でも主張はしたいし、ほかの人におしゃれで差をつけたいという狙いから個性的な丸メガネがブームになっているのではないでしょうか」(川口さん、以下「」内同)
メガネの中でもきわめて難易度が高い丸メガネ。一般の人が上手に取り入れるコツとは?