朝の人気情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系・毎週月~金曜5時25分~8時)。制作側の視聴率に対する不安や、オリジナリティを追求する苦労について、6月下旬まで同番組のチーフプロデューサーを務めた角谷公英さんに聞いた。
――『めざましテレビ』のターゲットは、どんな世代なのですか?
角谷:まず女性が大きなお客様で、いわゆるF2(35~49才女性)と呼ばれる世代が支持してくれてるんですけど、そこより下のF1(20~34才女性)、ティーンなどにも、世の中はこうなってるんだってわかりやすく伝えるように心がけています。
難しいニュースもわかりやすくして、そうかといってメインテーマから逃げずに重要なことはちゃんと伝えましょうというスタンスです。最近F3(50才以上女性)も見てくれるようになって、さらにずっと上のおばあちゃん世代にも人気が出てきてますね。
──番組作りのこだわりを教えてください。
角谷:オンリーワンを目指したいと思っています。じゃんけんの企画はうちが最初に始めたんです。そしたらいつのまにかあっという間に似たようなことを民放全部で始めてたんですけど(笑い)。
──ほかにも『めざましテレビ』初のこだわりはありますか?
角谷:この4月からは、画面の時計表示の下に日付と曜日が入って、その上に『めざましテレビ』って入ってるんですよ。ザッピングした時に、あ、これ『めざましテレビ』だっていうふうにわからせる簡単な仕組みですけど、これもオンリーワンなんです。
それからベロ文字といって、ニュースにキャッチコピーをつけたのも今年から。2段になったんです。このニュースをこういうふうに見たら面白くなるっていうキャッチフレーズを入れてるんです。“朝からまさかのびっくりニュースです”みたいなのがつくのですが、ニュースに対する見方がサイドスーパーに出てくるから、ひとつの情報についての解説が優しくなった気がしています
──『めざましじゃんけん』はどうやって思いついた企画なのですか?