スポーツ

チーム牽引するSB柳田悠岐 球史を振り返っても桁違いの活躍

 日本一連覇を目指してパ・リーグ首位を独走する福岡ソフトバンクホークス。開幕以来、不動の3番打者としてチームを牽引してきた柳田悠岐は、100試合を超えてシーズン終盤に差し掛かった現在、打率3割7分、24本塁打、23盗塁(成績は8月17日時点。以下同)。このままいけばシーズン終了時点で打率3割超えは確実、34本塁打、33盗塁となるペースで、2002年の松井稼頭央(当時西武、現楽天)以来13年ぶり、史上9人目の「トリプルスリー」が現実味を帯びる。

 それだけではない。打点は現在74を記録し、これはシーズン101打点となるペースだ。「トリプルスリー+100打点」を達成すれば、1950年の別当薫(毎日)、同年の岩本義行(松竹)以来、史上3人目の偉業となる。

 さらにこの4部門に加えて、現在24本の二塁打を30本の大台に乗せれば、史上初の快挙となる。入団5年目の若鷹、柳田はプロ野球始まって以来の偉業に挑んでいるのだ。

 トリプルスリーは三冠王よりも難しいといわれている。あの長嶋茂雄でもデビューの1958年に本塁打29本で記録達成を逃したきり、その後はチャンスがなかった。

 過去の達成者には秋山幸二(西武)、金本知憲(広島)ら走攻守三拍子揃った名プレーヤーが名を連ねる。柳田はその仲間入りをしようとしているわけだが、成績を検証すると、彼はその中でも桁違いの存在であることが浮かび上がる。

秋山幸二(西武):1989年、27歳、外野手:本塁打数31、盗塁31、打率.301
野村謙二郎(広島):1995年、29歳、内野手:本塁打数32、盗塁30、打率.315
金本知憲(広島):2000年、32歳、外野手:本塁打数30、盗塁30、打率.315
松井稼頭央(西武):2002年、27歳、内野手:本塁打数36、盗塁33、打率.332
柳田悠岐(ソフトバンク):2015年、26歳、外野手:本塁打数34、盗塁33、打率.375
※柳田の成績は143試合終了時点での予測値

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン