勝谷誠彦氏と中川淳一郎氏が時事問題について酒を飲みながら対談する動画コンテンツ『勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ対談』の配信が、有料メール配信「勝谷誠彦の××な日々。」、およびニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」でスタートした。「勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ対談番外編 うつーからの帰還」と題して収録された第1回番組では、「東京五輪エンブレム盗作騒動」についてトーク。博報堂出身の中川氏が問題の裏側に迫る! 今回は、対談の一部を記事として公開します!
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中川:広告業界のクリエイターの連中って、腕組んで『GQ』とかに出てんすよ。ヒゲ生やして、ピッチピチの変なセーター着て、出てるわけですよ。なのに、今回、佐野研二郎さんの東京五輪のエンブレム騒動から派生したトートバッグ騒動に関して、森チャックさんという人以外は、誰も意見を言わない。メディアからの取材も受けない。エンブレム騒動の時は佐野さんを擁護して、「(ベルギーの劇場ロゴには)全然似てない」とか「素人にはわからない」とか、超上から目線で一般人をバカにしてたのに、トートバッグ騒動については何も言わない。オレはそれを叩いてるんですよ。
勝谷:トートバッグの問題は言い逃れできないわけでしょ?
中川:そうなんですよ。で、僕は佐野さんを叩いたことはないんです。何を叩いているかというと、広告業界の徒弟制度とスタークリエイター優遇制度! この2つが問題だと思ってるんですよ。
勝谷:そうそうそう。
中川:結局、佐野さんだって大貫卓也さんと佐藤可士和さんの直系で、スタークリエイター制度の中から出てきて、それでフリーになって莫大な金を稼いだ、っていう話なんですよね。これを(広告業界の人間は)誰も指摘できないんですよ。
勝谷:そのへんをもっと代理店に訊きたい。スタークリエイターっていうものを大事にしていると、代理店としても金になるの?
中川:要はスタークリエイターを採用すると、競合プレゼンに勝てる可能性が高まるんですよ。
勝谷:ああ、そういうことか!