勃起不全(ED)に悩む中高年男性を救う「奇跡の風呂」があるという。この風呂に浸かっている都内在住の50代後半の男性会社員が証言する。
「友人から勧められて試したが、体の芯からポカポカ温かく、全身はもちろん、アソコも熱く滾(たぎ)ってくる。驚いたことに“もう歳だから”と諦めていたのに、5年ぶりに朝勃ちしたんです」
まず種明かしをすると、この「風呂」に入っているのは「水素」である。歌舞伎界のプリンス・片岡愛之助(43)を射止めた女優の藤原紀香(44)もブログで取り上げるほどのお気に入りで、高畑淳子(60)や浜崎あゆみ(36)ら多くの女性芸能人が水素風呂の愛好家として知られる。
もともと「水素水」は、アスリートの間で注目を集めていた。これは水素をミネラルウォーターに溶かしたもので、様々な病気の原因といわれる活性酸素と体内で結びついて、水として排出させることができるとされる。
「肌荒れ」「シミ」などを改善するほか、疲労回復や動脈硬化、がん、認知症予防にも役立つのではないかと期待されている。
その水素を飲料ではなく、入浴を通じて体内に取り込むのが「水素風呂」だ。水素風呂用の入浴剤を浴槽に入れて10分ほど待ち、水素が充分に発生したところで入浴する。『水素水とサビない身体』(小学館)の著者で、水素研究の第一人者である日本医科大学大学院教授の太田成男氏がこう語る。
「水素水を一度に大量に経口摂取するのは難しいですが、水素風呂なら全身の皮膚を通じて効率よく水素を体内に取り込むことができます。水素入浴では、入浴時間にもよりますが、水素水を飲んだ時の100倍の量の水素を取り込むことも可能です。およそ7分間の入浴で隅々にまで水素が行きわたり、その先々で活性酸素を除去する効果で期待できます」