中国で国慶節(建国記念日)の大型連休を迎えた10月初旬。多くの外国人観光客が日本を訪れ、日本の繁華街ではいつにも増して“爆買い”に励む外国人の姿が頻繁に見られた。
外国人観光客が爆買いする理由、それは簡単だ。品質の高い日本の製品をおみやげとして持って帰り、親戚や友人たちに振る舞いたいのだ。そして爆買いのターゲットなりやすい商品の条件としては、日本でしか買えない高品質な製品であるということと、飛行機で持ち帰れるということだ。そうなると、なかなか大型の家電などを大量に購入することは難しくなり、その結果、電化製品でいえば炊飯器や電気シェーバー、電気ポットなどが人気となっている。
もちろん、日本のメーカーの電化製品でも、中国や東南アジアで製造されたものも少なくない。当然、それらの製品は爆買いのターゲットとしては弱くなってしまう。
しかし一方では、日本国内での生産にこだわる商品もあり、東アジアをはじめ世界中で人気となっている。そして、その代表的なものがパナソニックの高級メンズシェーバー密着5枚刃『ラムダッシュ』だ。
パナソニックのメンズシェーバーのうち、上位モデルとなる『ラムダッシュ』は滋賀県にある彦根工場で製造しており、その数は月に約15万~20万台だという。そして、日本ならではのハイレベルな「匠」の技術が駆使されているというこの彦根工場に、NEWSポストセブンは取材を敢行した。いったいどんな技術で、最高品質のメンズシェーバーが作られているのだろうか?