Twitterが迷走中だ。ダイレクトメッセージのフォロー制限廃止、フォローに関係なくTwitter上の話題を表示するキュレーション表示機能「Moments」、2択の独自投票を実施できる「Twitter Polls」、フォロー数上限引き上げなど次々と新機能を投入しているが、好評とは言い難い。そして、11月4日に「お気に入り」を「いいね」に、そのシンボルマークを星からハートへ変更し、世界中のユーザーが不満を募らせている。
変更後の関連ツイートをみると、
「星はどこへいった」
「Facebookのマネしなくても」
「若い女の子はオッサンからハートつけられたら気持ち悪いだろ」
「ツイッターは孤独にやるものだと思っていたのに、コミュニケーションを強制されるのか」
など、変更を歓迎しない声が目立つ。つぶやきには、最近のTwitterには期待できないという諦めまで漂う。
Facebookにもアカウントを持ちつつTwiterを愛用する40代男性は、なぜハートマークになったのかと嘆く。
「僕にとって星のマークのふぁぼ(=お気に入りのこと)は、後で読んでおこうとか、関連の調べものしようと思ったときの備忘録代わりでした。ふぁぼしたことは相手に通知されるけど、特に意味があると考える人はそんなにいなかったと思います。でも、ハートマークでしかもFacebookと同じ『いいね』になった。『ビジネスいいね』を連発させられるのが嫌でFacebookから遠ざかったのに、TwitterまでそうなったらSNSを楽しめない」
Twitterのスポークスマンは「ハートはユニバーサルなシンボルマーク。金の星だと新規ユーザーが混乱する」とハートマーク導入の理由を述べている。しかし仕様変更への拒否反応は、ハートマークに特別な意味を込めがちな日本のユーザーだけではない。言葉の壁を超えて不満が多くツイートされている。