1年ごとに変わる星まわり。2016年は風水的にどんな年になるのだろうか。風水建築デザイナーの直居由美里さんによると、開運のキーワードは「母なる大地」「地道」「計画」だという。今年運気を上げるにはどうしたらいいか、直居さんに解説してもらった。
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九星気学の年盤は、1年ごとに中央(中宮)に入る星が変わります。帝王の座である中宮に入った星は、その年を支配します。
2016年、中宮に入るのは二黒土星。豊かな収穫をもたらす肥沃な田畑を象徴します。大地が植えられた種を大きく育てるように、二黒土星は慈愛に満ちた母親の星でもあります。
2016年は広い意味で「生み育てる」ことがクローズアップされるでしょう。女性だけでなく、企業の経営者やスポーツチームの監督など人材を育てる役割に注目が集まります。
母なる大地は、太陽の光を受けないと作物を育てられません。そこで、明るいエネルギーに満ちた「陽気なおばさん」タイプの女性が活躍します。「私はそんなキャラじゃない」なんて言わずに、親切でほがらかな態度を心がけましょう。人に親切にすればするほど運気が上がります。
反対に、陰気で不機嫌な顔の人は幸運から見放されます。腐敗物さえも取り込んで肥料とする大地のように、小さなことは気にせず、大らかな気持ちを持ちましょう。理不尽なクレーマーには、運の悪い人が多いのですが、2016年は人のあら探しをして細かく文句をつけるのは、自らの運を一気に落とします。
手作りの価値が見直され、料理や工芸教室には男性の参加者も多くなるでしょう。ものづくりの原点として、工場見学のブームも続きます。なんでも買って済ませるのではなく、自分で作ってみると楽しいし、節約にもなります。
「農業」も2016年の重要なキーワードです。米や麦などの穀 物、根菜を使ったヘルシーメニューが好まれます。二黒土星のラッキー食材である豆の健康パワーを取り入れるのも開運につながります。じっくり時間をかけた 煮豆のほか、豆腐や納豆、油揚げ、豆乳などの豆製品をよく食べていれば、金運も安定するはずです。