ごまかそうとすると徹底的にやられる。だから、幕末の志士のように覚悟を決めて会見に臨む──それが石田のやり方だという。
しかしその代償は大きかった。しばらくの間、仕事はゼロに。前年は3億円の年収があったが、騒動後8000万円の税金が払えなくなった。家賃も払えなくなったが、引っ越し代も工面できず、大家に必死に頭を下げるほどのどん底も味わった。
「本当に仕事がなくて困りました。それでも、たまの機会に与えてもらった小さなチャンスを自分なりにがんばってきた。そしたら、また声をかけてもらえるようになって。世間って、そんなにいうほど興味はないんですよ。バッシングされている最中は、“叩かれている主役”みたいに思うけど、実はそんなことなくて。
当時の石田純一やその女性関係を一瞬は話題にするけど、本質的な興味があるわけじゃないから、いつか忘れていくんですよ。人のことは言えませんが、とにかく、“きっと大丈夫だよ”っていうのが、(彼女にかける)適切な言葉かな」
重みのある石田の言葉は、ベッキーに届くだろうか。
※女性セブン2016年2月18日号