『あさが来た』スピンオフ(4月23日、BSプレミアム)の放送が発表された。
主役は、新次郎に嫉妬しながらも、いつもあさを温かく見守り、絶大な人気を誇った五代友厚(ディーン・フジオカ・35才)。あるいは、波瑠(24才)に仕えるという仕事を全うするために、雁助(山内圭哉・44才)との恋を諦めたうめ(友近・42才)。あるいは雁助。あるいは三味線のお師匠さん(野々すみ花・29才)…。
そんな強敵を押しのけてスピンオフの主役に抜擢されたのが、加野屋で中番頭を務める亀助を演じる、三宅弘城(48才)だ。亀助がふゆの父親を説得して、彼女と結婚するまでの道のりが描かれるという。
「『あさ』メンバーの中で三宅さんはムードメーカーでした。特に玉木宏(36才)さんとは公私ともに仲良し。きっかけはあのシーンでした(笑い)」(テレビ局関係者)
「あのシーン」とは三宅のクランクイン直後に撮影された場面。あさとの祝言に遅れた新次郎が、川沿いの土手を亀助とともに走っている時、突然立ち止まる新次郎の背中に、亀助がぶつかって尻もちをつくシーンを覚えているだろうか? 三宅はその時のことをインタビューでこう語っている。
「ファーストシーンのリハーサルの時、監督から『新次郎にぶつかって尻もちをついてください』と言われて、尻もちをついた瞬間におならがブッと出たんです(笑い)。玉木くんは笑ってくれて、距離が近くなって打ち解けたということがありました。おならに羞恥心があるほうではないんですけど、ふいに出てしまうおならはこんなに恥ずかしいんだって思いました」
ちなみに、玉木も撮影でのいちばんの思い出を聞かれると、必ずこのシーンについて話している。
「実は三宅さんと玉木さんは同じ誕生日なんです。それだけじゃないんですよ。三宅さんの母親と、玉木さんの母親も同じ誕生日。“こんな偶然ある!?”って、お互いに、とても他人とは思えないとなったんですよ。それからはしょっちゅう焼肉を食べに行ったり、飲みに行ったり。新次郎と亀助のあうんの呼吸による掛け合いは、そういった日々の賜物でした」(芸能関係者)