ライフ

月額2000円でスマホを使うために必要な覚悟とは

LINEも今夏に格安SIM事業に参入

 2年ほど前から春になると大手携帯キャリアが新プランを発表し、格安SIM提供各社(MVNO)による値下げプラン発表が恒例になっている。今年もFREETELがLINEの通信料0円をスタート、DMM mobileも料金プランを値下げ、そしてLINEは今夏から格安SIMサービスに参入すると発表した。現在、スマホの月額料金は平均1723円と大手キャリアユーザーの平均7433円と大きな開きがある(MMD研究所調べ)。評判の格安SIMを利用し月額2000円以下でスマホを持つために、覚悟するべきポイントをまとめた。

●いつでもどこでも電話できる便利さをあきらめる

 低価格であることが目立つ格安SIMだが、通話料金は割高に設定されている。かけ放題や家族間無料といったプランも存在しない。代わりにSkypeやLINE電話などを利用する方法が考えられるが、通話はデータ通信量が大きいため容量の限度を超えぬように気をつけねばならない。通話を利用するときは、wifi環境にあるときなど限定した利用が向いているだろう。

 通話しないなら、用意されているプランの中でもっとも安い音声通話ができない「データ通信」だけのものを選びたくなる。しかしここで注意が必要なのが「SMS(ショートメッセージサービス)対応」という言葉だ。もしこの言葉がないと、GoogleなどのログインやLINEの利用開始時に必要な認証コードを受け取りづらくなる。ログイン認証の内容によってはSMSに限るサービスもあるので、最安でなくても「SMS対応」を選んだ方が無難だ。

●自分で端末を選ぶ

 MVNOの会社によっては、SIMフリー端末と格安SIMをセット販売している例もあるが、基本的に端末は自分で準備することになる。これまで、端末の仕様をあまり気にせず大手キャリアのセット販売に頼りきりだった人には難しく感じるかもしれないが、最近は機種も増え、お馴染みのメーカー製も利用できる。最新機種にこだわらないなら、大手キャリアと契約していたときに使っていたスマホのSIMロックを解除して利用する方法もある。ただしその場合、テザリング機能が使えなくなることがある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
主演女優として再ブレイクしている安達祐実
《『家なき子』から30年》安達祐実が“子役の壁”を乗り越え、「2度目の主演ブレイク期」へ 飛躍する43才女優の今を解説 
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン