4月26日、神田沙也加(30才)が俳優・村田充(39才)との結婚を発表した。昨年夏の舞台共演で急接近し、交際半年ほどでのゴールインとなった。
沙也加の父・神田正輝(66才)は娘と村田とのスリーショット写真を披露し、「初孫の顔が見たい」と祝福のコメントを寄せたのに対し、母・松田聖子(55才)からは娘の結婚に一言もコメントがないままだ。
しかし、買い物や食事を重ね母娘関係は良好だという。今回の結婚に関し、コメントを出さないのは、娘の晴れの機会に母親が主役になるようなことがあってはならないという配慮からだという見方もある。しかし、そんな聖子の無言より気になるのは、沙也加が“もうひとりのママ”として慕ってきた大地真央(61才)のノーコメントだ。
近年の沙也加の心には、「ママ」と呼んで慕う大地の姿がいつもあった。2002年に沙也加が歌手デビューした頃には、聖子とは“一卵性親子”としてうらやましがられた。だが2005年、当時18才の沙也加が12才年上のバツイチのギタリストと交際を始めると聖子が猛反対。
それに沙也加が「ママは好き勝手やっているのに、なぜ私はダメなの」と反発し、物を投げ合って自宅の窓ガラスが割れるほどの大げんかをして、警察が駆けつけたこともあった。 母との諍いで家を飛び出した沙也加は、ファンクラブのホームページで次のように宣言して芸能活動を休止した。
《私が生きているのは私の人生であり判断は自分自身でする物であると思っています》
2015年に沙也加が初めて出した自著『Dollygirl』(宝島社)では、仕事と恋愛にひた走る母に翻弄され、4回転校した中学では壮絶ないじめにあったという衝撃の半生が明かされた。その本では父・神田とのツーショットや数々のプライベートフォトを披露したが、聖子の写真は一枚も使わなかった。
その著書に最も大きなスペースを割いてメッセージを送っているのが大地だ。大地は多感な時期に母との衝突で傷を負った沙也加にとって、心の支えとなったようだ。
中学時代に大地を紹介された沙也加は以降、舞台を欠かさず見るほどの大ファンに。2005年の芸能活動休止宣言後、落ち込んで体調を崩した沙也加を大地は優しく励まし続け、沙也加は2006年にミュージカル『紫式部ものがたり』で芸能界に復帰。その時、共演を務めたのも大地だった。
2007年、大地と世界的インテリアデザイナー・森田恭通さん(49才)の結婚披露パーティーで壇上に上がった沙也加は、「私は真央さんのことをママと呼んできました。これからもママとしてよろしくお願いします」とスピーチして出席者を驚かせた。
「当時の沙也ちゃんは、友人との食事の席で『お母さん(聖子)はメイクの知識がないけど、ママ(大地)は詳しくていろいろ教えてもらえるの』と2人を比較して話すこともありました」(前出・沙也加の知人)
1年半の休業からの復帰後、沙也加はブログに大地への感謝の念をこう綴っている。