どんな理由があろうとも、乳がん闘病中の妻を裏切る形で不倫をしてしまったことがそう簡単に許されるはずはない。それは誰より本人がわかっているはず。それでも男の口からは思わず本音が漏れた。
「あぁ離婚してぇ…」
7月15日の会見を終えたその足でアメリカへ出国した渡辺謙(57才)の近況を、親しい知人が明かす。
「向こうでの仕事も立て込んでいたため、謙さんはまだ帰国していません。南果歩さん(53才)との話し合いもその後まったく進んでいない状況です。そもそも、会見の前からふたりはほとんど連絡を取っていませんでしたし、今後どうしていくかというのも不透明です。8月中旬に帰国する予定だといいますが…」
会見で離婚について水を向けられた渡辺は「ぼくが今、言える立場ではないと思うんです。これから支えていきたいと思ってますし、今後どうなっていくかというのは、ゆっくりと軌道修正をしているところです」と苦虫をかみつぶした顔で、しかし離婚を完全否定することはなかった。
「自分から言えることではないけれど、果歩と続けるのはもう無理。気持ちが離れてしまっている。謝ることは謝る。でも、できれば離婚して、再スタートを切りたいと、ごく親しい人には話しているようです」(別の知人)
2005年に再婚してから、自他共に認めるおしどり夫婦だった。特に、渡辺の南への献身ぶりは周囲も驚くほどだったという。
「あの謙さんが、というくらい果歩さんに尽くしていました。ドラマの現場にはマメに差し入れを持って顔をだすし、送り迎えはあたりまえ。友人たちと食事中でも果歩さんから連絡が入れば、中座して迎えに行くほど。海外に行けば果歩さんが欲しいという鞄を探して、ずっと買い物につきあったり…。いつも自宅には果歩さんのお母さんがいるし大変ですよね、と言われても愚痴るような感じもなく、果歩が喜ぶなら、という感じでしたから」(前出・親しい知人)