『21世紀のベーブ・ルース』とも呼ばれる大谷翔平(23)に興味津々なのはファンばかりでなく、同じグラウンドに立つ選手たちも同様だ。メジャーの現役スター選手、そして大物OBに「大谷・二刀流」について聞いてみた。
「もの凄くエキサイティング」と声を弾ませたのは、大谷の所属するエンゼルスの主砲であり、今やメジャーの顔ともいえるマイク・トラウト(26)だ。
「投げても打っても信じられないほどの才能を感じる。一言でいうなら、彼はスペシャルだ。オレも高校時代に投手をやったことがあるけど、二刀流なんて考えたこともなかった。彼が成功しても、その後を追って二刀流選手が続々と出てくるなんて絶対に思わない。それほどスペシャルなんだ」
ジャイアンツの選手代表として、大谷の交渉面談に同席した現役最高の捕手、バスター・ポージー(30)も「彼のような選手が登場することは球界にとって素晴らしいこと」と話す。
「思っていたよりも体がずっと大きくて驚いた。特に、立派な肩が印象に残っている。プレーぶりは映像でみたが、投打ともメジャーで十分通用する。162試合の長丁場やタフな遠征などに順応でき、試合に常時出られるのなら2桁勝利、2桁ホームランはいける」