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香港で計測開始以来の酷暑 水がめ危機で雨乞い儀式も

香港で真夏日が続いている

 香港では5月に入ってから連日、気温が30度以上の真夏日が続いた。これは8日間連続で33度以上を超えた1963年の記録を上回る記録。香港気象台の計測が始まった1884年以来、5月に33度以上を記録した日数としては最多となった。

 5月31日には連続14日間、33度を上回るという連続真夏日を記録。香港では、これまでの真夏日の連続最長記録は1978年7月4日から22日まで19日間となっているが、今年の場合、40年ぶりに最長記録を破りそうな勢いだ。

 香港各紙によると、今年5月の1カ月間の最高気温の平均は例年よりも2度以上も高くなっている。気象台によると、5月中は連日、香港各所で35度を超えており、38.1度を記録した地点もあったという。

 香港は例年、この時期は雨期に当たるが、今年はこの暑さに加えて、1月から5月の5カ月間は極めて乾燥しており、この間の雨量は計170ミリあまりで、史上2番目の少なさだ。1月から5月の5カ月間の平均雨量と比べても、3割にも満たないほど。

 このため、香港の水がめも連日減っていくばかりで、5月末で、香港の貯水池の水量は6割を切り、昨年比でも70%減の危機的な状況となっている。歴史的にも、1963年の酷暑では取水制限も行われたことから、今後の生活用水不足を懸念する声も出ている。

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