しかも、日本語も通じない韓国のクリニックだって少なくないわけで、患者さんがオーダーをしっかり伝えられず、手術の結果に満足できないということも多い。
韓国では完全に「安かろう悪かろう」な美容整形手術が蔓延しているんだよ。法律的な部分でも、もうちょっと成熟してほしいと思うね。
──舌がんの手術を受けた堀ちえみさんが、韓国で美容整形を受けておりそれが病気に何らかの影響を与えたのではないかとの噂もあります。
高須:もちろん、韓国にはちゃんとしたクリニックもあるけど、ハズレを引いてしまう確率は間違いなく日本より高い。韓国での美容整形手術はリスクが高いということは、もっと世間に知ってもらわなければならないな。安いというだけで、韓国の怪しげな美容クリニックに飛びついたらダメだよ。日本のクリニックのほうが技術も高いし、信頼できるってことをちゃんと知ってほしいね。
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必ずしも健全とは言い難い韓国の美容整形事情に苦言を呈する高須院長。失敗しない美容整形手術を求めるならば、安い韓国ではなく安心の日本で受けたほうがよさそうだ。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。脂肪吸引やプチ整形など、日本に「美容整形」を広めた第一人者。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。