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1枚65円の「シャープマスク」がいまだに売れ続けている理由

顧客は値段よりも「高品質」を求めている

 シャープマスクは通常だと1箱税込み3278円(50枚入り・送料別)するが、現在は税込み2950円になる「生産2億枚突破」の記念キャンペ―ン中(5月31日まで)だ。ちなみにキャンペーン期間中の4月28日に行われた第52回目の抽選販売の応募総数は、なんと948万人超となった(新規だけでなく、過去の応募者も含まれる)。

 昨年の第1回目は約470万人だったから1年間でおよそ2倍に増えたことになる。最近も抽選回数を重ねるごとに応募総数が増えているから、いまだに新規応募者がいるということだ。

 現在はマスク販売1周年記念として、マスク購入者を巣ごもり製品販売の特別サイトに招待するキャンペーンも実施(9月30日まで)しており、さらなる顧客獲得に乗り出している。

生産量を日産80万枚に増やして出荷しているシャープマスク

生産量を日産80万枚に増やして出荷しているシャープマスク

 それにしても、ネット通販では有名メーカーの不織布マスクが1枚17円台で買えるのに、通常価格だと1枚約65円のシャープマスクが、なぜ今でも支持されているのか。当事者はどう受け止めているのか、広報担当者に話を聞いた。

「私どもが言うのもなんですが、やはり国産マスクで三重工場のクリーンルームで製造されているということの安心感、そしてウイルス飛沫や微粒子を99%カットするフィルターを採用した品質の高さなどをご支持していただいているのかなと受け止めています」

 値段よりも安心感、高品質を求める客層が確実にいるということをシャープマスクの人気は物語っている。

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