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コロナ禍で、外国人選手のセカンドキャリア勝ち組は

「私の場合は、昨年結婚しMVPに選ばれるなど活躍できたのですが、年俸アップ交渉がうまくいかず、家族を持った今後の生活について考えていました。以前、大阪のインターナショナルスクールで講師をしていたことがあるので、英会話を教えることができる、と始めたのがきっかけでオンラインの英会話スクール『HITGLISH』でフルタイムで働くようになりました。今はそこからの収入を合わせると家族で生活するのにも充分なので、選手としての活動も安心して両立させていけます。

ドニー・キングさんは選手生活と並行して英会話スクール「HITGLISH」の講師や運営も務める。

ドニー・キングさんは選手生活と並行して英会話スクール「HITGLISH」の講師や運営も務める。

 生徒さんには、Jリーグ・FC東京所属の森重真人選手のように、さらなる活躍の舞台を広げるためにも英語を習得したいというプロアスリートの方も多く、とてもやりがいがあります。また、私と同じようにセカンドキャリアを考える外国人選手の講師志願者も多いので面接を任せてもらえるようになったり、スクールの人事・運営にも関わるようになりました。カリキュラムやマーケティングについてももっと学んでいきたいです」(ドニーさん)

 スター選手であるほど「普通」の感覚を持たずに生活しているので、引退後は、お金の使い過ぎで破産したり、再就職してもコミュニケーションなどうまくいかないことが多いという。外国人選手が来日して日本を好きになっても、そのままコーチや監督の職に就くことは現実には狭き門。コロナ禍ではなおさらだ。それでも長期ビジョンを持ち、日本で新たなキャリアを築いていく人達もいる。

 

 

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