大谷翔平を応援にきた女性。※こちらの女性たちは「体調不良って嘘ついて会社サボって観にきた」方ではありませんのであしからず…
「今日は13時くらいからここで選手が入るのを待っていたけど、周りもみんな17番のユニフォームばかりで、仲間みたいに思えてきて嬉しかったです」──大谷翔平(30)の背番号「17」のユニフォームを着た20代女性ふたり組はそう言って、輝くような笑顔を見せた。
3月18日夜、東京ドームでドジャース対カブスの開幕戦がいよいよ行われる。当日の14時過ぎ、東京ドームの駐車場付近は、選手の“入待ち”をしようとする大勢の野球ファンでごった返していた。行列の長さは100メートルほど、人数にして300人以上だろうか。
いよいよ選手を乗せたバスがやってくると、待ち侘びたファンたちがバスに向かって手を振り、黄色い声援を投げかけた。隣接する遊園地「東京ドームシティ アトラクションズ」ではしゃぐ人々の歓声も、この盛り上がりの前ではさすがにかき消されてしまう。
ドジャースの開幕投手を務める山本由伸(26)のタオルを両手いっぱいに掲げるファンもいれば、大谷翔平の「翔」の字が描かれたうちわを持つファンも。背番号「17」のユニフォームを着ている人も多く、入待ちの時点ですっかりお祭りムードがただよっている。