いつまで待ってもくすぶり続ける日本経済。いつまで続くの、デフレスパイラルは…。そんななか、ただ低価格というだけじゃない、ユニークな仕掛けでお客さんを楽しませる居酒屋が大繁盛しているんだとか。本誌の熟女記者「オバ記者」が、そんな激安ユニーク居酒屋に潜入取材を敢行! 今回の潜入先は、なんと「0円」で焼酎、日本酒、梅酒が飲み放題になってしまうという「居酒屋革命 銀座本店」だ。
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究極の激安はタダだけど「タダほど怖いものはなし」ともいう。どんなカラクリがあるのかとおっかなビックリ。が、タダ酒の誘惑には勝てず、焼酎のほか、女性に限り梅酒、日本酒も「無料」という「居酒屋革命 銀座本店」へ。焼酎は、米、麦、芋の飲みくらべができちゃう。
無料の条件は銀座本店の場合「550円メニューから2品注文していただければ」と体育会系ノリの女性従業員はニコッ。作務衣のズボンからのぞく若いスネが眩しいわ。
窓側の席からは銀座のネオンが見渡せて550円×2、つまり1100円で飲み食いできる。でも、客単価は2700円だそうで、みんな、結局、ほかのメニューを注文しちゃうみたい。この銀座本店だけで、1か月で1200万円も売り上げているというからスゴイ。
「おおっと、BGMは演歌ですかい。演歌は日本の心、心意気だよ。ね、聞いてる?」。すっかり気が大きくなったオバも、「サーモン刺」、「手羽ギョーザ」などをたて続けに注文。
で、芋焼酎を飲んでみたけど独特の臭みがなくて、“芋”初心者にも飲みやすいお味。これが飲み放題なんて、たまりましぇん。焼酎は、サーバーが置いてあるコーナーに行って自分で注ぐ仕組み(同じ種類なら、サーバーをテーブルに置くこともできる)。
最後は席から立ち上がるたびに「よっこらしょ」とかけ声。店名の“革命”の2文字はダテじゃないね。オバの銀座のイメージまですっかり塗りかえられちゃった。
※女性セブン2010年10月21日号