音楽室、保健室、図書室、パソコン室、図工室、理科室などの個室が並んでいて、小学校にいる気分を味わえる居酒屋があるという。本誌の熟女記者「オバ記者」が、潜入取材を敢行!
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その店は『個室家座香屋 6年4組渋谷第一分校』。ツボがつかめないオバも、“登校”してみて驚いた。教室の机や黒板、廊下に張り出された絵や習字は本当にリアル。聞けば、店長さんの子供や親戚の子供が書いたものなんだそう。
さらに、備品の教科書、ランドセル、机などを見ているうちに子供のころの記憶がふつふつとよみがえってきた。気がつくと、口ぐちに小学生時代の思い出話が止まらない。なるほど、大人数の飲み会はこうやって盛り上がるのね。
さらに、日替わりでテストも用意されている。テストの時間は10分。オバも国語のテストを受ける。採点はスタッフがしてくれる。
「カンニングは廊下に立っていただきます。ななしのごんべえは0点です。100点のお客様には素敵なご褒美を差し上げます」とメニューには注意書き。教師役の店員さんに励まされたんだけど、老眼で字がよく見えなくてさ。
さてさて楽しい給食、ではなくて本来の目的の飲み。「給食のあげパン(きなこ)」(294円)、「給食の人気メニュー ソフト麺(ミートソース)」(399円)、「昭和鯨カツ-具だくさんタルタルソース添え-」(819円)など“お懐かしメニュー”は世代によってさまざまだけど、アルミの皿、先割れスプーンに胸がキュン。
オバの小学生時代は60年代から70年初めまでだから、ほぼ半世紀前。先生に怒られた思い出しかない劣等生オバだったけど、それすら懐かしいような……。
※女性セブン2010年10月21日号