自宅でできる地震酔い解消法1
東日本大震災で大きな揺れを経験した影響で、実際には揺れていないのに揺れやめまいを感じる「地震酔い」に悩む人が増えている。また、不安でなかなか眠れないという人も。そこで自宅でひとりで簡単にできるヒーリング法をわかりやすく解説します!
地震酔いは、その人が目で見た視覚情報と、平衡感覚がずれた状態になったときに起こる。「首のこりがひどい人も、地震酔いなどのめまいを感じやすい。こりによって血液やリンパの流れが悪くなり、平衡感覚を司る三半規管にも影響を与えているのでは?」(入野医院院長の入野宏昭さん)。
「地震?」と感じたら、周囲にある物を見て揺れているのか確認することが大切だ。「地震ではなかったら、立ち上がって軽く体を動かしたり、水を飲んでひと呼吸おくなどしましょう」(入野さん)
震災後、地震酔いを訴える患者が増えたという整体院フォレスト院長横山仁志さんは「不安やストレスは症状を増幅。交感神経と副交感神経のバランスを整えリラックスさせれば、症状は和らぎます」。
では、1分でできる具体的な地震酔い解消法を紹介しよう。
【1】緊張で呼吸が浅くなっている人はみぞおちが硬いのでほぐす。まずはイスに座って、みぞおちに両手を当て、息を吸う。(写真1)