東日本を広範囲に襲った今回の大震災から立ち直るには、長い年月がかかるだろう。だが交通の復旧、がれきの撤去、仮設住宅の整備など、復興の光は少しずつではあるが、確実に見えてきている。3.11 から2か月経ったいま、被災直後と同じ場所をカメラに収めた。
被災地の定点観測第5弾は、3月23日と4月25日の宮城県東松島市の情景である。
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宮城県東松島市の「矢本クリーンセンター」敷地脇に作られた埋葬場。1日4回、10体ずつほど土葬しており、納体数はすでに300体を超えている。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2011年5月20日号