今シーズンこそ、とびっきりの勝利のスマイルが見てみたい!
誰をも癒す笑顔と健気な戦いぶりで“ビーチの妖精”と呼ばれる浅尾美和(25)。その人気はとどまるところを知らない。
しかし、アスリートとしてみれば、女王として戴冠式に出られるほどの強さがないのは残念な限り。
松山紘子(25)との新ペアで臨んだ今季の初戦、JBVツアー開幕戦東京オープンでも、1勝しただけであえなく予選敗退してしまった。
彼女の目標は、世界で男女各32組が出場する2012年のロンドン五輪だが、目下のところは厳しいのが実情だ。
スポーツジャーナリスト・二宮清純氏はこう評する。
「ビーチバレーはパワー、体力に加えて、周到な作戦も必要です。その意味で、本人は自らの弱点を自覚していると思いますよ。でも負けても負けても立ち上がり、健気に前向きにプレーするのが彼女の持ち味。その前向きな姿勢には好感が持てます」
アイドルアスリートは数いれど、砂まみれになりながらも、プレーを続けるあなたの笑顔は、メダリスト級であることに異論反論はなしです!
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2011年5月27日号