女性をかわいく、セクシーに撮影するためにはどんなテクニックが必要なのか? AKB48のお姉さん的グループ・SDN48をモデルにした『男のデジイチ教本「女の撮り方」』(小学館刊)でプロの撮影テクニックを披露したカメラマン渡辺達生氏が、実際の写真をもとに解説する。第2回は小物の活用法について。
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小物の使い方の上手い下手は、写真のバリエーションに大きく影響します。刻々と変化する状況に応じて、小物を使いこなせればプロに近いレベルといえるでしょう。
この日の撮影の終盤、自然光をメインとするにはギリギリの時間帯になりました。室内で撮るには大きなストロボが必要になり始めるころです。そこで、暗くなってきた室内を利用して、手元の明かりだけで撮ることを考えました。
小型のLEDライトをマフラーでくるんで、小さな光源を作りました。それを抱えてもらい、その他のライトは使わずに撮った写真がこの1枚です。ほかの写真とはまったく違った、しっとりとした雰囲気になりました。このように、小型のライトは面白い使い方ができます。複数台あれば、細かいライティングも可能です。僕は、こんな状況でも、三脚を使わず、手持ちで撮ります。それは、機敏にいろいろな角度から撮りたいためです。
使える小物はライトだけではありません。椅子やテーブルなど、ちょっと想像力を働かせれば、撮影に大いに役立ってくれます。
撮影■渡辺達生
【モデルプロフィール】
大堀恵(おおほり・めぐみ)1983年8月25日生まれ。身長158cm・B83・W58・H82。
2006年4月よりAKB48チームKメンバーとして活動。2009年10月よりSDN48に完全移籍。1期生。“夜の帝王”を自称するSDNの姉御的存在。公式ブログ(http://gree.jp/ohori_megumi/)